――6月に東京と大阪で初めての野外ワンマンライブ『BUDDiiS vol.05 – MAGiiCAL –』を行ったみなさん。大阪公演では新曲「Glow Gold」も初披露されたとのことですが、楽曲については追ってじっくりお話ししていただくとして、まずは野音公演の感想からおうかがいできればと思います。
FUMINORI「最初は東京、そこから1 週間空けての大阪だったので、大阪公演はグループとしてはもちろん、メンバー各々、東京で学んだことを大阪に生かせたという意味で、東京と大阪でまったく違うパフォーマンスができたように思います。あと、天気のことを言うと、僕は大阪のほうが暑かった気がするんだけど…どうなんだろう?」
FUMIYA「湿度が高かったね」
MORRIE「東京で(暑さに対する)免疫がついたから大丈夫だろうと思ったら、大阪のほうがより暑かった…。でも、どちらも楽しかったです」
――梅雨時期にもかかわらず、両日共にお天気に恵まれて。BUDDiiSには雨男はいない?
FUMINORI「いるんですけど…」
FUMIYA「僕が生粋の雨男なんです。でも、これでもう雨男って言わなくていいかなと思いました(笑)。ただ、天気が本当に良かったので、野外でやることの大変さは感じましたね。東京公演では個人的に体力面での反省があって、大阪公演はペース配分を考えながらやったつもりだったんですが、楽しすぎて結局“ワー!”ってなっちゃって(笑)。そこはまた反省だなって思うんですけど(笑)、それくらいバディのみんなもエネルギッシュに盛り上がってくれたので、めちゃくちゃ楽しかったです」
――声出しも解禁になって、バディのみなさんの声もたくさん聞こえたのでは?
TAKUYA「初めて声出しがOK になって、MC 中に返事が返ってくる時があるんですよ。名前を呼ばれたりとか、“かわいいよ!”とか。そういうのって、コロナ禍になる前にライブを経験している人たちにとっては当たり前かもしれないですけど、僕たちはなかったので…」
SHOOT「コロナ禍の時はかわいくなかったってこと?」
TAKUYA「そういうことじゃないです(笑)。そういうコールアンドレスポンスが初めての感覚だったのでうれしかったです」
――暑さの他にも、野外ステージでのライブは演出面で屋内とはまた違った見せ方がありますよね。
SHOW「そうですね。今回の野外ライブは、演出で見せるというより、自分たちのパフォーマンスで見せる感じで。事前にYouTube でレクチャー動画を出していたのもあって、僕たちの中ではバディのみんなを今まで以上にガンガンに煽っていきたい気持ちがあったんです。それがちゃんとできるかどうか?が、ライブのクオリティにも影響するような気がしていたんですが、後から映像で振り返ると、全員でしっかり煽れていたし、その感じがすごくカッコよく見えて。そこに自分たちの成長を感じたというか、東京も大阪も、自分たちで盛り上げていけたな!って思います」
YUMA「バディのみんなも、どこで声を出すかをかなり掴んでくれていて。僕たちのパフォーマンスや言ったことに対して、声を出して反応してくれたことがうれしかったです」
――大阪公演で「Glow Gold」を披露した時のバディたちの反応はどうでしたか?というか、どうして東京公演でやってくれなかったの!?と思ったバディも多かったんじゃないかと(笑)。
FUMINORI「もったいぶってました(笑)。大阪公演ではアンコールの最後の最後に“新曲を出します!”と発表をして、さらにダブルサプライズみたいな感じでそのままパフォーマンスするっていう形にしたんですが、ステージで歌えて良かったなって思いました。バディのみなさんに次の楽しみを届けられるのは僕たちとしてもうれしいですし、会場にいたバディたちにも喜んでもらえたんじゃないかなと思います」
SHOOT「HARUKI は大阪でパフォーマンスしてみてどうだった?」
HARUKI「「Glow Gold 」の初パフォーマンスではあったんですが、歓声がすごかったんです。途中に“GG ダンス”っていう振り付けがあるんですけど、最初に僕らがレクチャーしたら、曲中でみんなやってくれて。すごい伝わった感じがしましたし、これからいろんな場所でパフォーマンスしていくのが楽しみになりました」
SHOOT「本当、歓声がすごかったんですよ」
FUMIYA「曲が鳴った瞬間、“おお〜!”ってなって。それこそ、HARUKI くんが歌うサビ前の<alright >のところは、この曲で一番沸いてました」
SHOOT「そうそう。如実に沸いてたよね」
――イントロからして“夏!”って感じで、一瞬で世界観に引き込まれますよね。
FUMIYA「僕も初めて聴いた時、“うわっ!これ、夏に聴きたい!!”って一瞬で思いました(笑)。あと、僕らの曲にあまりないちょっと大人っぽいというか。余裕がある感じと、少し落ち着いた雰囲気もあったので、レコーディングするもの楽しみでしたね」
――今作を手掛けたのは、前作「Magic」と同じくUTAさん。今作ではさらに作詞にSUNNY BOYさんも参加されています。8LOOMを彷彿とさせる布陣ですが、SHOOTさんは今回の楽曲の印象をどう感じましたか?
SHOOT「「Magic 」とはテイストも違って、こういう夏の曲を通してまた違った僕たちの一面を見せられると思ったら、すごくワクワクしました。なにより、UTA さんたちに作っていただけたのがうれしいですね。こうしてご縁が繋がっていくのはすごく素敵だと思います。そういう裏側も含めてたくさんの人に聴いてもらって、愛される曲になって…。BUDDiiS がみんなの夏を特別な夏にできればいいなと思いました」
――それこそ「Magic」からBUDDiiSの楽曲のテイストが変わった印象があります。そういった変化をバディのみなさんはどう受け止めているか、みなさんの耳に届いてますか?
FUMINORI「めちゃめちゃ喜んでくれています」
SHOOT「反応が全然違いますね」
FUMINORI「「Magic 」をリリースした時もそうだったんですが、やっぱりメンバー全員の声が入っているところが、一番喜んでもらえてるポイントだと思います。それから、BUDDiiS のアーティストらしさみたいなものも、UTA さんに作っていただいてから出てきているんじゃないかなって。そういうところをバディのみんなも感じ取ってくれているので、僕たちも挑戦してきて良かったなと思っています」
――歌割りはどのように決まっていったんですか?
SHOOT「自分たちで話し合いながら、スタッフさんとも相談しながら、決めています。“ここは誰々が合いそうだね”とか、“ここは任せた”とか、そういう感じで」
――“ここ歌いたい!”って立候補する場合も?
FUMINORI「ありますね」
MORRIE「それで言うと、今回僕は2 番のラップパートの一部を歌っているんですが、いつもだったらFUMIYA とかSEIYA が歌いそうなメロラップみたいなものをやってみたくて、僕から希望しました。僕は普段、歌い出しやサビを歌うことが多いので、またちょっと新しい一面を見せたくて。やっぱりラップパートだと、普通にボーカルとして歌うのとは歌い方もリズム感も違うんです。レコーディングするときも、どうしたらカッコよく聴こえるか?っていうのを自分なりに研究したり、分析しながらやってみました」
――例えばどんなことをして分析したんですか?
MORRIE「「Glow Gold 」のようなジャンルの曲は好きなので、いろいろ聴きました。あとはもう、自分の感覚というか、パッションがあれば!って感じで歌いました」
――MORRIEさんのように、いつも担当するパートとは少しテイストの異なるパートを歌っているという人は?
FUMIYA「僕は「BEAST2 」みたいなゴリゴリしたラップをやったりしますが、今回の「Glow Gold 」や「Magic 」ではそうじゃなくて、メロディっぽいというか。だから、自分の中でどういうキャラクターで、どういう声色で歌うのか、あまりイメージがなかったんです…。そこはUTA さんのデモに近付けて、ちょっとずつ自分の中に落とし込んでいく感じでレコーディングに臨みました。あと、後半にSHOOT くんと2 人で歌うところがあるんですが、そういうパートは今まであまりやったことがなかったりもして。そこではちょっと優しめに歌うとか、1 曲の中でもいろいろ歌い分けて歌うようにしました」
FUMINORI「僕も今のFUMIYA の話に似ているのですが、これまでラップを歌うことがほとんどだった中、「Glow Gold 」で僕が担当しているパートは全部歌なんです。なので、「Magic 」の時もそうでしたが、毎回新しい挑戦がありますね。だからこそ、パートをもらえるのはうれしいし、もっともっと頑張ろうって思います。今回のレコーディングも、デモをしっかり聴いて、UTA さんにアドバイスしていただいたことをちゃんと表現できるように(笑)」
――UTAさんからはどんなアドバイスが?
FUMINORI「発音というか、言葉のアタックって言うんですかね。それによってリズムが出るよってアドバイスしていただいたんですが、練習の時はそれが全然わからなかったんです。でも、いざレコーディングした時にUTA さんにそう言われて、なるほどなって。確かにそうやって歌うとリズムが出るな、面白いなって。また一つ勉強になりました」
――SHOWさんは今回の歌割やレコーディングについてどう感じましたか?
SHOW「今回歌っている、2 サビの<Make it make it Gold 呼吸忘れるほどGlow >の部分は難しかったです。結構練習したんですが、いざレコーディングするとなったら、ニュアンスや、ちょっとした音の取り方が違っていて…。それをUTA さんに直していただきながらレコーディングをしました。サビだからと言って強く声を出したりするのは、この曲だと通用しないんですよね。絶妙に力を抜きながら歌わないとカッコよく聴こえないなと思っていたんですが、実際に歌ってみると難しかったです」
――HARUKIさんはどうですか?さっき、HARUKIさんが歌う<alright>の盛り上がりがすごかったという話もありましたが。
HARUKI「今年の夏は「Glow Gold 」でアツい夏にしたいと思ったので、熱い気持ちを持って歌うようにしました」
――その気持ちが大阪公演でバディのみなさんに届いたんですね。
HARUKI「そうだったらうれしいです」
――YUMAさんはどうですか?
YUMA「僕が歌うパートは1 秒くらいなので…」
――1番に出てくる<alright>や2サビの<You make me happy>など、YUMAさんの雰囲気が出てるなって感じましたよ。
YUMA「ありがとうございます。聴き逃さないようによく聴いてもらえたらうれしいです」
――TAKUYAさんは今回の歌割やレコーディング、どうでしたか?
TAKUYA「僕は今回3 つのパートを歌っています。歌の部分以外に、普段ならSEIYA が歌うようなラップっぽい口調で歌うパートもあって。やっぱり普段と違うところはどうやって歌えばいいのか迷うところもあって、デモを聴いていろいろ試しながらレコーディングしました。でも、まだ慣れないので、今後のライブに向けてしっかり固めていきたいです」
――SHOOTさんはレコーディングで苦労したところなどありましたか?
SHOOT「僕は今回、サビの<ドキドキするよ君となら>の音取りに苦戦というか、難しかったっていう印象があります。でも、そういう難しいメロディこそ耳に残ったり、聴いている人の印象に残ったりするので。結果としてはいい感じにレコーディングできたと思いますし、全体的にみてもメンバーが代わり代わり歌う歌割になっていて聴き飽きないなって思います。たくさん聴いてもらえたらうれしいです!」
――SEIYAさんはどうでしょう?
SEIYA「2 番のラップパートで森くん(MORRIE )と交互に歌うところがあって。いつもは低めの音程で歌うところが多いんですが、今回は歌い方も含めていつもの僕じゃない感じに聴こえるんじゃないかな?って思います。あと、2 番のサビでは<Like you ’re my sunshine >って1 行だけ歌うところがあって。そこは上手く歌えるように意識しました」
――今作のMVはどんなものになっているんですか?
FUMINORI「今回は沖縄で撮影してきました。ロケーションも最高ですし、この曲が持つ大人っぽさみたいなところは、MV を通しても感じてもらえるんじゃないかなって思います。あと、今回は2 本立てになってるんですよ」
――2本立てって珍しいですね!
FUMINORI「1 本はダンスシーンだったり、リップシンクだったり、いわゆるMV となる映像なんですが、もう1 本はハイスピードカメラを使って撮影しました」
SHOW「約9 秒ほどで撮った映像を、3 分半のスロー映像にするんです」
FUMINORI「実は、その2 本の映像はストーリーが繋がってるっていう。沖縄や夏っていう季節的な要素もたくさんありながら、MV としての面白さも、曲の良さも、もちろんパフォーマンスも、本当にすべてが詰まっている映像になっています。ぜひ2 本とも楽しんでいただきたいです」
――沖縄での撮影となると、当然泊まりがけだったと思います。撮影以外の時間も楽しかったのでは?
FUMIYA「ずっと撮影していましたね(笑)」
SHOOT「帰りにお土産を買う時間があって、その時が一番ゆったりしてたかも。FUMIYA は何買ったんだっけ?」
FUMIYA「モケケです。全国各地にいるご当地キャラクターなんですが、それにハマってまして。沖縄ならではってことでゴーヤのモケケを買いました」
SHOOT「いつかブログに載せて、みんなお揃いでカバンとかにつけられないかな?って言ってました」
FUMIYA「そこまでは言ってないです(笑)。もしかしたらブログに載せるかもって思ってるだけで。他にもシーサーとか、ソーキそばも買いましたよ」
SHOOT「ソーキそばはYUMA も好きだよね」
MORRIE「めっちゃハマってた。初めて食べたって言ってね」
FUMIYA「1 日何食たべた?」
YUMA「2 食」
SHOOT「1 日に同じ麺類を2 回食べるって、なかなかじゃないですか!?」
――2回食べても飽きないほどだったんですね。
YUMA「はい。すごくおいしかったです」
SHOOT「今回の沖縄は、撮影で忙しかったものの、ご飯を食べたり、お土産買ったり、景色を見れたりして、ちょっとした息抜きができました。また行きたいですね」
VIDEO
VIDEO
――ちなみに、今日着ているのが今作の衣装だと思うのですが、MV撮影時の髪の色も、みなさん今日と同じですか?
FUMINORI「基本、みんなこれです!」
――SEIYAさんは今回、オレンジが目に鮮やかで。オレンジにしたのには何か理由があるんですか?
SEIYA「理由は特にはないですね」
FUMINORI「SEIYA はいつも気分だよね」
SEIYA「みんなに“オレンジにしたいんだけど”とは言って、色が被らないようにしています」
MORRIE「一応、染める時はみんなで話し合うんだよね」
FUMINORI「BUDDiiS ってビジュアルが結構変わるので、そこもバディのみんなからしたら楽しみの一つなんじゃないかな?って思います」
FUMIYA「僕らはそんなに意図なく、変えたいから変えているだけなんですけどね」
MORRIE「本当は、SHOW には紫色の坊主にしてほしいんだけどな」
FUMIYA「そうそう。本当にやってほしいんですよ」
FUMINORI「そういう尖ってる人がいてもいいよね」
SHOW「尖りすぎでしょ(笑)」
FUMIYA「絶対カッコいいよ」
MORRIE「似合うと思う」
SHOOT「あと、HARUKI も真っ赤なロン毛が似合うんじゃないかって話が出てたんですけど。ね?」
HARUKI「そんな話はしてません!」
FUMINORI「冷静に対処した(笑)」
――10月に行われる幕張メッセ イベントホール公演のステージで、みなさんがどんな髪の色になっているかも楽しみですね。
SHOOT「そうですよね。(SHOW に向かって)やっぱ有言実行じゃない?」
SHOW「やめてよ(笑)」
FUMINORI「本人は“やる”とか一言も言ってないからね(笑)」
FUMIYA「これでハードルが上がっちゃったかも(笑)」
――結果は当日のお楽しみとして、幕張ではどんなライブをしたいと思っていますか?
FUMINORI「やっぱり、成長したところを見せたいですね。東京と大阪の野音を経てのライブなので、こういうこともやりたい、ああいうこともやりたいっていう案がたくさん浮かんできています。まだ具体的なところまでは決まってないですが、いろいろビックリさせたいですね。ありがたいことに会場もどんどん大きくなっているので、演出やパフォーマンスの見せ方でサプライズをいっぱい用意して、期待以上のものをお届けしたいと思っています!」
(おわり)
取材・文/片貝久美子
写真/野﨑 慧嗣
RELEASE INFORMATION
BUDDiiS 1st Album『BRiLLiANT』
2023年10月11日(水) 発売
初回限定盤(CD +Blu-ray)/ZXRC-2100/6,600円( 税込)
通常盤(CD)/ZXRC-2101/3,300円( 税込)
〈CD 収録内容〉※曲順不同
1.Magic/2.Glow Gold/3.P.A.R.T.Y/4.SUNSHINE/5.Mr.Freak Out +新曲5 曲
〈Blu-ray 収録内容〉
迷子のBUDDiiS メンバー探しています! in 沖縄
LIVE INFORMATION
BUDDiiS vol.06 – BRiLLiANT -
2023年10 月14 日( 土 ) [1 部]開場12:00/ 開演13:00 [2 部]開場17:00/ 開演18:00 会場:千葉・幕張メッセ イベントホール
2023年10 月15 日( 日 ) [3 部]開場14:00/ 開演15:00 会場:千葉・幕張メッセ イベントホール
EBiDAN×U-NEXT
EBiDANのコンテンツをU-NEXTでぞくぞく配信!
EBiDAN THE LIVE UNIVERSE 2023
配信の詳細はこちら >>>
8月11日(金・祝)と12日(土)に開催される『EBiDAN THE LIVE UNIVERSE 2023』3公演全ての模様を、U-NEXTで見放題独占ライブ配信いたします。
ライブ映像、ドキュメンタリー、MVはすべて見放題配信のため、無料トライアル期間中の方は追加料金無しで視聴することができます。
U-NEXTならテレビの大画面でも観られるので、ライブ配信も、ぞくぞく配信予定のコンテンツも、高画質・高音質でお楽しみください!
【EBiDAN】所属アーティストのMV&特番を配信中! >>>
関連リンク
Adblock test (Why?)
からの記事と詳細 ( BUDDiiS「Glow Gold」インタビュー――10th Digital Singleは夏恋 ... - encore(アンコール) )
https://ift.tt/Z68vuMr