静岡県警察本部に所属する警部補の男性が、3年前に当時の上司など4人の警察官から自主的に降格するよう強要されたとして、4人と県に対して賠償などを求めている裁判が始まり、被告側は訴えを退けるよう求めました。
県警察本部に所属する50代の警部補の男性は、警務部の警部だった3年前、うつ病が悪化して休職中に、当時の上司2人から自主的に降格を申し出るよう強要された上、職場に復帰したあとも幹部人事を担当する別の2人から降格を強要され、みずから降格を申し出たと主張して、4人の警察官と県に対し、300万円の賠償などを求める訴えを起こしました。
15日、静岡地方裁判所で裁判が始まり、原告の警部補の代理人の弁護士は「降格したあとも被告らと顔を合わせるだけで体調不良となり、勤務に大きな影響を及ぼした。人としての道を外れた行為を絶対に許すことはできず、この裁判を契機に県警が危機意識を新たにして、職員全員が安心して働ける職場環境を実現してほしい」という本人の意見書を読み上げました。
一方、4人の警察官と県側は出廷せず、提出した答弁書で訴えを退けるよう求めました。
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