新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため臨時休校が続いている道南の七飯町では、子どもたちが日程をずらして登校する分散登校が９日から始まりました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、七飯町では先月２７日から町内の小中学校が臨時休校していますが、道教育委員会の要請を受け町は児童たちの学習状況や健康状態を把握するため、日程や時間帯をずらして登校してもらう分散登校を９日から始めました。
このうち七重小学校では今月２４日まで４回に分けて実施することになり、初日の９日は１年生から３年生までの２４０人が、午前８時ごろから学年ごとに時間帯をずらして登校してきました。
体育館に集まった児童たちは感染を防止するため一定の間隔を空けて座り、健康状態の確認を受けたり、休校期間中の学習資料などを受け取っていました。
２年生の女の子は「久しぶりに友達に会えて嬉しかったです。早く学校が再開してほしいです」と話していました。
七重小学校の伊藤明彦教頭は「子どもたちも教職員も初めて経験することで先が見通せない状況ではありますが、今日は子どもたちの元気な姿を見れて安心したとともに今できることをやっていこうと考えています」と話していました。
【更別村でも】
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため道内で臨時休校が続く中、十勝の更別村の小学校で、人数をかぎって登校する「分散登校」が行われました。
北海道道教育委員会は子どもたちのケアを行うため、休校中に人数をかぎって登校する「分散登校」の実施を求めています。
これを受けて十勝の更別村の更別小学校は９日から「分散登校」を始めました。
登校したのは１年生、３年生、５年生のあわせて６３人です。
感染防止対策として、児童は消毒をして体温を測ってから校舎に入り、教室では席の間隔がいつもより広い前後左右２メートル以上とられました。
９日は授業を行わず、先生が子どもたちの健康や学習の状況を確認したり、感染症の予防方法を説明したりしました。
３年生の女子児童は「休みの人もいたけどほとんどの人に会えました。みんな体調が悪くなくてよかったです」と話していました。
３年生の担任の岩崎由希先生は「子どもたちの元気な姿を見てほっとしました。体調は大丈夫ですが感染のおそれが心配で休んでいる子どももいます。休みは続きますが元気に過ごしてほしいです」と話していました。
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March 09, 2020 at 02:27AM
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七飯町で「分散登校」始まる｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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