入間市の園芸会社では, クリスマスシーズンを彩るポインセチアの出荷が始まりました。 これからのシーズン、原油価格の高騰はハウス栽培を営む人たちにも影響を及ぼしています。 ポインセチアは「苞」と呼ばれる葉が鮮やかな赤やピンクに色づくのが特徴で、入間市寺竹の「篠園芸」ではおよそ6万鉢のポインセチアを栽培しています。 ことしは8月後半に寒い日が続いた影響で、生育が遅れていましたが、先月に入ると晴れの日が多く順調に育ち、例年より一週間ほど早く出荷が始まりました。 去年はコロナ禍でホテルや商業施設の需要は減りましたが、クリスマスやリモートワークに彩りを添える家庭用の小さいサイズのニーズが増え、出荷数は例年並みだったということです。 篠園芸・篠孝幸さん「売れているのはこのくらいのサイズです」「多く飾ってもらっている」 一方で、ことしは原油価格の高騰で、打撃を受けているといいます。 ポインセチアは、メキシコが原産で暖かい環境で育つため、ハウスの中の温度は昼夜問わず、常に15度以上に保つ必要があります。 室温を維持する暖房の機材は重油で動かしていて、経済的に大きな負担となっています。 篠孝幸さん「原油の価格の高騰は、花の価格にも影響してしまうので心苦しい」 ただ、新型コロナウイルスの感染者が落ち着きを見せ、イベント用などのニーズは徐々に戻り始めているということです。 また、家庭向けの需要も引き続き好調で、今後の経済の回復への期待もあります。 ポインセチアの出荷作業は来週には最盛期を迎え、来月20日ごろまで都内を中心に首都圏の市場に出回るということです。
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