2022年2月14日 午前7時20分
絵本と児童書を中心に扱う書店「A Sleep Store(ア・スリープ・ストア)」が、福井県坂井市丸岡町北横地にオープンし、地域の人たちや子育て世代の家族連れの憩いの空間になっている。店主の野寺由夏さん(35)=同市=が300冊近い本を並べ、カフェメニューも扱う。「本を買うだけでなく、自分だけの時間を過ごせる場所にしてもらえれば」と話している。
野寺さんは大学卒業後、大阪市の大手書店に約7年間勤務し、主に児童書を担当。「絵本は立派な画集。何げないことが書かれた児童書は大人も子どもも楽しめる」。触れ合う中で魅力に引き込まれ、自分の店を出すのが夢になった。5年ほど前から福井市内の書店や図書館に務め、昨年11月にオープンした。
児童書や絵本はロングセラーから新刊までを取りそろえており、客の要望があれば一緒におすすめの一冊を探すことも。読む人の好みや季節などを考慮して提案する。
広い世代に本に親しんでもらうため、書店にはレシピやグルメ本、エッセー、詩集など一般書も並んでいる。野寺さんは「大人や思春期の子にも児童書を読んでほしい。何かしら感じ、伝わるものがあれば」と期待する。
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今後は絵本の原画展や、大人を対象とした本の読み語り会を開く構想を持つ。「本当に良い本が子どもたちの目に付く機会があるといい。新刊も10年、20年後のロングセラーと呼ばれるよう残していければ」と願う。
営業は毎週日曜正午から午後7時まで。詳細は店名を各種会員制交流サイト(SNS)で検索。
からの記事と詳細 ( 日曜日のみ開店する絵本書店、家族連れの憩いの空間に カフェスペースも設置、福井県坂井市 - 福井新聞 )
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