【NQNニューヨーク=松本清一郎】4日の米ダウ工業株30種平均は反発して始まり、午前9時35分時点では前日比119ドル23セント高の3万4696ドル27セントで推移している。朝方発表された5月の米雇用統計は強弱が入り交る内容だった。雇用は着実に回復しているが、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和の縮小を急ぐほどではないと受け止められた。米長期金利が低下し、金利上昇時に売られやすいハイテクなど高PER(株価収益率)株が買われている。
雇用統計では景気動向を敏感に映す非農業部門雇用者数が前月比55万9000人増と市場予想(67万1000人増)より少なかった。一方、失業率は5.8%と前月(6.1%)から低下し、市場予想(5.9%)も下回った。発表を受け、長期金利は前日比0.3%低い1.59%を付ける場面があった。
ハイテク株に買いが先行し、ソフトウエアのマイクロソフトとスマートフォンのアップルが高い。雇用統計で景気の底堅さが確認されたとみて、建機のキャタピラーなど景気敏感株の一角も買われている。
からの記事と詳細 ( 米国株、ダウ反発で始まる 雇用統計受け量的緩和の縮小観測和らぐ - 日本経済新聞 )
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