佐賀市 昨年11月の放火事件で社殿が全焼した「西宮社(にしのみやしゃ)」(佐賀市北川副町光法)の再建委員会が7日、発足した。創建850年となる2023年に原状復帰を目指す。佐賀のえびす信仰の始まりの地を復活させようと、1億3千万円を広く募ることが提案された。
会の名称は「鎮西西宮社再建委員会」で、焼失した西宮社の再建に向けて資金調達や関連事業を行う。市内で開かれた第1回会合では事務局側が再建プランを説明した。調達目標額1億3千万円の内訳は社殿の再建費7千万円で、トイレなどの付随施設整備、資金調達の運営費としてそれぞれ3千万円となっている。
再建費用は氏子や自治会に義務として求めず、「再建氏子」の募集、奉賛金、クラウドファンディングなどさまざまな形で寄付を募る方針。ウェブサイトでの名前掲載などの特典を付けることが提案された。次回会合で再建プランを決める。委員長に選ばれた西宮社総代会会長の西村俊光さんは「皆さんの力を借りながら進めていければ」とあいさつした。
西宮社は承安2(1172)年に建立されたと伝えられており、佐賀平野の五穀豊穣(ほうじょう)の神として信仰されてきた。
(大田浩司)
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