新型コロナウイルス感染拡大で、外出自粛の機運が高まる中、青森県内で行われる葬儀が小規模化するなど変化している。感染防止のため、親族のみで執り行う葬儀が増えたほか、会葬者が焼香を済ませた後、そのまま帰宅する葬儀も行われている。中には、首都圏の親族に、葬儀の様子をライブ映像で流す「オンライン葬儀」を実施する業者もある。
「コロナウイルスの影響で、葬儀の小規模化の傾向がさらに加速した」。青森市の山道葬儀造花店の福田一雄さん(Withホールやまみち館長)は語る。「少子高齢化、葬祭に対する意識の変化などで、近年は家族葬や、葬儀を執り行わず火葬する『直葬』が増えている。今年は特に親族4、5人規模で、会食も行わないケースが急激に増えた」
八戸市の葬祭業者は「これまで20~30人規模で行っていたが、今は10人ぐらいの葬儀が多い。移動制限で県外から来られない人もいる」。
各業者は、スタッフのマスク着用、会場の消毒徹底のほか、「『3密』にならないように会葬者の席の間隔を空けている」(八戸市の業者)、「広い会場を使用している」(青森市の業者)などの感染予防策を取っている。
八戸の大手葬祭業者は「一般会葬者の焼香の時間を30分程度設け、その後に親族だけで葬儀を行うことを提案している」と語った。
青森市の葬祭業リンクモア平安閣は今月、国の緊急事態宣言を受けて移動ができない人のために、オンライン葬儀を行った。埼玉県在住の長内久仁雄さん(65)は20日、同市で行われた父・健一さんの葬儀をオンラインで見守った。健康上の不安もあったという長内さんは「自分のため、青森の人のためにオンライン参列を決めた。苦渋の決断だったが、後悔はしていない。コロナが終息したら、墓参りしたい」と話した。
リンクモアの船橋素幸社長は「今後もオンライン葬儀のニーズはあると思う。車に乗ったまま焼香できる『ドライブスルー葬儀』も準備している」と話し「今回のコロナショックで葬儀の縮小化が加速して葬祭会社の淘汰(とうた)が進むと思われる」と語った。
葬儀事情に詳しい一般社団法人・シニア生活文化研究所(東京)の小谷みどり所長は「コロナウイルスが一段落しても、葬儀の小規模化の流れは変わらないのでは」とみる。「これまでは周囲の目を気にして、小規模な葬儀をやれない雰囲気が一部であった。しかし、コロナの影響で、家族だけで執り行うのが当たり前になり、それが定着する時代になるのではないか」と説明した。
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