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Tuesday, May 26, 2020

世界有数の光ディスクメーカー「Ritek」、始まりは音楽に対する愛情が火をつけたレコード生産 - PHILE WEB

■世界初!すべての光ディスクを量産

かつて、プロ御用達として絶大な支持を獲得した「That's」ブランド。その実力を彷彿とさせる高音質・高信頼性を実現したディスクがRitekから登場し、注目を集めている。商品名は「Ritek Professional with“CG”Technology」、略称「Ritek Pro“CG”」だ。


Ritekから登場した業務用光ディスクメディア「Ritek Pro“CG”」。左がCD-R、右がDVD-R

BtoBカスタマーからの数々の厳しい条件をクリアし、That's亡き後、代替商品を手にすることをあきらめかけていた心に再び希望の火を灯し、「早く音をチェックしてみたい」(レコーディングエンジニア)、「いつから購入できるのか」(マスタリングエンジニア)、「早く使いたい」(レコーディングディレクター)など、大きな期待の声が次々に寄せられている。BtoCを含めた今後の展開が注目されるところだが、果たして「Ritek Pro“CG”」を世に送り出した“Ritek”とはどのような会社なのだろうか。

台湾のRitek Corporation 本社外観

「Ritek Corporation」は、台湾を拠点とする世界有数の光ディスクメーカーで、1988年12月に葉進泰氏によって設立された。社名のRitekは「Right(正義・正確)」と「Technology(科学技術・工業技術)」を融合した造語で、時代が変わってもお客様のニーズを解決する製品を開発することを信条に、お客様のために無限に学び、革新し、拡大していくことをビジョンに掲げている。

Ritek創業者の葉進泰氏

Ritekグループは60年以上の歴史を持つ企業で、1988年の創業に先立つこと約30年前、1957年にレコード会社を立ち上げ、ビニール盤レコード生産を開始したのがそもそもの始まり。創業者である葉進泰氏は、台湾のレコーディング業界では著名な人物として知られていた。1980年にはスイスから24トラックレコーダーを輸入してレコーディングスタジオまで設けており、台湾に初めてマルチトラック録音技術を導入し、台湾の録音水準を大きく向上させた。音楽にこだわるDNAは創業時からのものだった。

NEUNMANN(ノイマン)のカッティングマシーンが今も保存されている

アナログレコードの制作に携わる葉垂景氏、現在のRitek社長兼CEO


当時設けられたレコーディングスタジオは、現在もその姿が台湾本社に残されている

創業から2年後の1990年には台湾初となるCDの製造に成功。その後も1996年CD-RW、DVD、1997年DVD-R、1998年DVD-RAMを台湾で初めて製造。この間、1997年英国、1999年ドイツ、2001年中国に光ディスク工場を設立。2002年には、CD-R/RW、DVD-R/RW、DVD+R/RW、DVD-RAM、MD、MOとすべての光ディスクを量産できる世界初の光ディスクメーカーとなった。現在は、より高度な技術力が求められる医療用バイオディスクも手掛けている。

また、1999年には台湾初となるOLEDの生産を開始、翌2000年には完全自動化されたOLED量産ラインを完成した。ナノテクノロジーやバイオテクノロジーを応用した製品、そして、グリーンエネルギー製品の開発・販売にまで事業を拡大する。現在、世界7カ国にオフィスを構え、6,000人以上の従業員を擁し、2011年「台湾トップ100ブランド」の栄誉を光ディスクメーカーとして唯一獲得するなど、国内外で高い評価を受け、数々の賞を獲得している。


Ritek社長兼CEO 葉垂景氏

■素早い判断力と先を見越したビジネス対応力

日本では主要国内ブランドへの供給実績もあり、日本のビジネスにも精通している。「That's」ブランドを擁するスタート・ラボで社長をつとめた揚伯裕氏は、ビジネスパートナーだったRitekの印象について、「特筆すべき点は、ブルーレイディスクの外部購入を検討していた際、初めてRitek本社を訪問し、初めましての挨拶から初荷の出荷まで、3カ月かからずに商品を日本市場に導入できたことです。Ritekサイドのマネージメントのスピーディーな判断、現場の先を見越したビジネス対応力に大変感謝したことをいまでも覚えています」と振り返る。

スタート・ラボでは国内生産を基本としており、海外製の導入は初めてのことだったという。品質を確保するために専用ラインでの生産となったが、「日本製と同等の品質確保が絶対条件でした。販売直後は市場からの品質クレームが来やしないかと日々チェックしていました」と当初は不安を隠せなかった。しかし、「スタート・ラボでは、お客様係という専門部署があり、メールや電話で入った問合せやクレームが翌朝にはリスト化されます。Ritek製商品については逐一レポート入れるようお願いしていましたが、1カ月が過ぎ、3カ月が過ぎ、半年が過ぎ、結果的には、製造に起因する致命的な案件はゼロでした。Ritek製の商品への安心感はこうした事実に裏打ちされたものです」。

さらに、「ビジネスを行う上で大変重要なファクターとなるのが安定した供給体制です。市場は生き物。いろいろな想定外のことが起こりますが、Ritekに関しては不必要なストレスを感じたことはありませんでした」と全幅の信頼を寄せる。


Ritek Pro“CG”は新設された専用ラインで徹底した品質管理、工程管理の下に生産が行われている

Ritek製品の日本市場での販売に長年にわたって携わってきたアールアイジャパン株式会社 代表取締役社長・日野剛氏は「Ritek/RIDATAという日本では馴染みのない海外ブランド製品を扱うにあたり、品質を第一に会話を続けてきましたが、十数年にわたり大きなクレームもなく今に至ります。その背景には、Ritekの一人一人の社員が、歴史や技術に裏づけされたプライドを持ち、それぞれの現場で業務を遂行しているからに他なりません」と強さの秘密を肌で感じるという。

また、Ritek Pro“CG”の商品開発アドバイザーを務めた、音楽専門のCD-Rデュプリケートサービス事業で業界トップの実績を誇るディーアンドエーミュージック 代表取締役・白川幸宏氏は「実際に訪問してみて、思っていた以上に大きな会社だということに驚きました。今までは光メディア工場という認識しかありませんでしたが、実際にはOLEDパネルや導電ガラス、太陽光パネルなどさまざまな事業を手掛けており、技術基盤がしっかりしている印象を強く受けました」と語る。

Ritekならではの技術力の高さとレコード生産を生い立ちとする音へのこだわりが生み出した、高音質・高信頼性を実現した光ディスク「Ritek Pro“CG”」。製造現場である工場には「Ritek Pro“CG”」の専用ラインが新設され、徹底した品質管理と工程管理が行われている。次回(6月)、連載企画「第3回」では、その台湾に構える工場をクローズアップする。

(協力:Ritek)

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首都圏マンション発売戸数が激減。これは「暗い時代の始まり」なのか?(櫻井幸雄) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

 今回から、不動産関係者や投資家といったプロ向けの住宅レポートを有料記事として展開。デベロッパーや販売会社への直接取材で聞き出した開発秘話や販売の工夫などを紹介することにした。

 マンションや一戸建て住宅を取材してまわっていると、工夫のほどに感心して、賞賛したくなることがある。

 ただし、その工夫はプロにとって「偉大な一歩」であっても、興味の薄い人にとっては、どうでもいいことだったりする。なかなか、記事にしにくいのだ。

 そこで、プロ向けの有料記事であれば、書きたいことを思い切り書くことができると考えた。大学を出て編集の仕事に就いてから40年以上、不特定多数の人を念頭に記事を書き続けてきた私にとって、有料記事は新しい世界に踏み出す気持ちにさせてくれる。

 記事をつくる私も、新たな分野を楽しみにしている。

 なお、第1回の記事は下の「サンプル記事」のリンクから全文を読むことができる。そして、一般的な住宅関連記事は今までどおり無料記事として書いてゆく。

 有料記事第1回は、湾岸エリアで分譲されている「ブランズタワー豊洲」における“偉大な工夫”を取り上げたい。

湾岸居住者が認める、建物の質の高さ

 地上48階建て、総戸数1152戸の「ブランズタワー豊洲」(東急不動産、NIPPO、大成有楽不動産、JR西日本プロパティーズ)は、東京メトロ有楽町線の豊洲駅から徒歩4分に建設される超高層マンションだ。豊洲エリアでも、駅に近いマンションとなるのだが、その特徴は「駅近」だけではない。

 今、湾岸エリアで新規分譲マンションが出ると、真っ先に関心を示すのは、じつは、すでに湾岸に住んでいる人たち。「新しいマンションは、どんなだろう」「良質で、価格が折り合えば、購入してもよい」とモデルルームを見に来る。

 所有している湾岸のマンションを中古で売れば、購入時よりも高く売れる。賃貸に出したときの家賃設定も高い。だったら、買い替えても、もしくは買い足してもよいかな、と考える人が多いためだろう。

 そして、湾岸在住の知り合いと、見学してきた感想で盛り上がる。その湾外在住者の間で、すこぶる評価が高いマンションが「ブランズタワー豊洲」だ。

 理由は、建物と専有部のつくりがよいと評価されているから。まず、免震の効果が大きいとされる「中間免震構造」を採用し、非常用電源は72時間分を備える。そして、約43平米の1LDKから約219平米の3LDKまでバリエーション豊富な住戸は、開放感が大きいことも高評価の理由だ。

 実際、「ブランズタワー豊洲」のモデルルームでは大きな開放感を感じる。それを感じさせるために、いくつかの工夫が凝らされている。

 たとえば、角住戸には床面から立ち上がるコーナーサッシを配置。このコーナーサッシは背が高いにもかかわらず、横桟を入れず、縦桟だけで構成される。高い風圧が想定される超高層でハイサッシの横桟を無くすのは、たいへんだったろう。

一般的なハイサッシよりも高く、縦桟のみで構成されるコーナーサッシ。モデルルームにて筆者撮影
一般的なハイサッシよりも高く、縦桟のみで構成されるコーナーサッシ。モデルルームにて筆者撮影

 また、万が一、ガラスにキズが入ったなどの理由でガラス交換をするとき、交換用ガラスをエレベーターで運びやすくするためには、横桟と縦桟でガラス1枚のサイズを小さくしたほうがよい。そういった設計上の困難さ、管理上の都合を押し切って、縦桟のみのコーナーサッシをつくった努力に脱帽したい。

 一方、バルコニーに設置されるガラスの手すりには、一般的な縦桟に加えて横桟が2本入れられている。これは、手すりの高さを150センチにしているため、風圧に耐えるための補強である。

バルコニーの手すりは縦桟と横桟入り。それでも、デザインがよいので、桟が邪魔にならない。モデルルームにて筆者撮影
バルコニーの手すりは縦桟と横桟入り。それでも、デザインがよいので、桟が邪魔にならない。モデルルームにて筆者撮影

 バルコニーに出たときの恐怖心を軽減させるために、手すりを高くしたのだが、高くするための補強も行ったわけだ。

 ガラスの桟に関して、場所に応じた最善の方策がとられている。

 「ブランズタワー豊洲」で最も注目すべき特徴は、しかしながら、ガラスの桟ではない。私が注目するのは、以下の2点。「隣接する小学校の校舎増築」と「1戸に1つずつ配置される大型の防災倉庫」だ。

居住者が隣接する小学校に通うことができるように

ブランズタワー豊洲の敷地配置図。住宅棟の南側に小学校の増築予定地がある。筆者撮影
ブランズタワー豊洲の敷地配置図。住宅棟の南側に小学校の増築予定地がある。筆者撮影

 上の写真は、2019年2月、「ブランズタワー豊洲」の販売開始に先立って行われた記者発表で公開された敷地配置図。「ブランズタワー豊洲」の住宅棟予定地の南側に「小学校増築予定地」とある。

 これは、隣接する豊洲西小学校の校舎を増やす工事が行われることを示している。

 校舎が増えるおかげで、「ブランズタワー豊洲」に住む児童は、豊洲西小学校に通うことができる。校舎が増えなければ、定員一杯を理由に、入学はできなかった。

 都合よく小学校が増築してくれてよかったねえ、と思う人は、まずいないだろう。ご明察のとおり、「ブランズタワー豊洲」は、敷地の一部を使って校舎を建設し、小学校に無償譲渡するのである。

既存の豊洲西小学校。その手前に、新しい校舎がつくられる予定だ。筆者撮影
既存の豊洲西小学校。その手前に、新しい校舎がつくられる予定だ。筆者撮影

 新たな校舎とその用地を無償譲渡することは、「ブランズタワー豊洲」の分譲価格に影響を及ぼす。1戸あたりの価格は多少とも上昇することになる。価格が上がるが、「隣接する小学校に子どもを通わせることができる」という長所が生まれる。

 これが、もし「隣接する小学校には通えません」となったら、どうなるか。子育てをしているファミリー世帯はガッカリして、それを理由に購入を見合わせる可能性が出てくる。その場合、「小学校は遠くなりますが、その分、分譲価格は安くなっています」といっても、納得してくれるかどうか。

 そして、「価格の安さ」でいえば、ほぼ同時期に販売を開始した「晴海フラッグ」の分譲住宅にかなわない。「晴海フラッグ」と「ブランズタワー豊洲」では、駅からの距離、既存の商業施設への近さなど立地条件が大きく異なり、地下鉄駅と「ららぽーと豊洲」に近い「ブランズタワー豊洲」のほうが、高い価格設定となる。

 だったら、価格に見合う「長所」を多くしようとする姿勢は正しい。「長所」のひとつが、隣接する小学校に通うことができることとなる。隣接する小学校に子どもを通わせることができれば、親の安心感は大きい。そして、中古で売るとき、賃貸で貸し出すときの大きなアピールポイントにもなる。

大きな防災備蓄倉庫が付くという長所も

 「ブランズタワー豊洲」には、1戸にひとつずつ防災備蓄倉庫が付く、という長所もある。その防災倉庫は、サイズが大きく、玄関錠と同じキーで施錠・解錠ができるので、各住戸ごとに管理される。

各住戸に設置される防災備蓄倉庫の例。住戸によって大きさに差があるが、かなりの大型になる。写真は、東急不動産提供
各住戸に設置される防災備蓄倉庫の例。住戸によって大きさに差があるが、かなりの大型になる。写真は、東急不動産提供

 まるでトランクルームのようだが、防災備蓄の目的でしか使えないことになっている。これは、防災備蓄倉庫であることを理由に容積算入外となっているため、仕方のないことだろう。

 それでも、これだけ大きな「各戸の防災倉庫」を容積に入れずに済んでいるとは、おそれ入る。

 小学校の校舎にしろ、各戸の防災倉庫にしろ、実現させるには、行政との交渉が必要だ。大規模マンションの場合、この「交渉力」が物件の魅力を左右する。「ブランズタワー豊洲」は、高い交渉力で勝ち取った長所が多い。それは、同マンションの大きな魅力になっている。

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