牛の飼料価格の高騰などによって、酪農家の経営が厳しさを増しているなか、大田原市ではことしも市が運営する放牧場で乳牛の放牧が始まりました。
大田原市が運営している「大野放牧場」では、毎年、春を迎えて牧草が生えそろったこの時期に、出産を控えた若いメスの牛を市内の酪農家から預かって、放牧しています。
ここ数年は飼料やエネルギー価格の高騰などによって、酪農家の経営が全国的に厳しさを増しているなか、ことしも13日から放牧が始まりました。
初日は市内の4軒の酪農家から22頭の乳牛がトラックで運びこまれ、1頭ずつ体の大きさや体重などの測定が行われました。
このあと、牛たちはおよそ28ヘクタールの放牧場に次々と放たれ、さっそく青々と茂った牧草を食べるなどしていました。
地元の酪農家の男性は「ここでまた、足腰が強い健康な牛に育ってほしいです」と話していました。
大野放牧場利用組合の長谷川賢一組合長は「牧草はよく茂り、牛たちにとってよい環境になったので、ここで元気に育って出産に臨んでほしいです」と話していました。
この放牧場では、11月ごろまで乳牛の放牧が行われるということです。
からの記事と詳細 ( ことしも乳牛の放牧始まる 大田原|NHK 栃木県のニュース - nhk.or.jp )
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