猛烈な勢いで立ちのぼる炎が、周辺の木々をのみ込んでいく。
炎は、山の斜面を覆い尽くすように広がり続け、まさに火の海と化していた。
韓国の首都・ソウルから、東に150km余りの場所にある観光都市・江陵(カンヌン)で11日午前、大規模な山火事が発生した。
周囲の視界は煙に遮られ、晴れた昼間にもかかわらず、一面真っ暗。
激しい火の手は、車が行き交う周辺の道路にも及び、さらには建物も炎に包まれた。
火災発生当時、客がプレーしていたというゴルフ場のスタッフは、「火がとてつもない早さで広がった」と証言する。
ゴルフ場のスタッフ「午前8時半に停電になり、10分ほどで建物の中に煙が入ってきました。外に出ると、とても驚きました。目の前の芝生がすべて燃えていたんです。わたしはなんとか脱出しましたが、(ゴルフ客など)ほかの方はわかりません」
江陵は、山と海に囲まれた豊かな自然と、新鮮な海産物で人気の観光地。
2018年の平昌(ピョンチャン)オリンピックで、一部競技の会場にもなった街としても知られている。
今回、山火事の被害に遭った家屋は、およそ70棟に及び、ペンションやホテルも含まれている。
火災発生当時、江陵一帯には乾燥・強風警報が出ていて、この気象条件が、被害の拡大の一因になったとみられている。
現地メディアによると、今のところ、死者は1人、けが人は3人出ており、さらなる被害の拡大が警戒されている。
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