金沢市の「兼六園」では、冬の間、雪の重みから木の枝を守ってきた「雪吊り」を取り外す作業が始まりました。
「雪吊り」は、湿気を含んだ重い雪で、木の枝が折れるのを防ぐため、柱から垂らした縄で枝を補強するもので、兼六園では約800か所に施されています。
本格的な春の訪れを前に取り外し作業が始まり、初日の15日は、樹齢約200年の「巣ごもり松」を、庭師など13人が作業にあたりました。
庭師らは、先端にカマやノコギリを取り付けた竹ざおを使って、縄を手際よく枝から切り離して束ね、木の幹にそって立てられた「芯柱」と呼ばれる支柱を、ゆっくりと倒しながら引き抜いていました。
15日の金沢市はよく晴れていて、訪れた人たちは作業の様子を写真に収めるなどして、春の訪れを感じる庭園の風情を楽しんでいました。
金沢城・兼六園管理事務所の押野朗所長は「ことしは例年より早く春の訪れを感じています。これから春の装いになっていく兼六園も、皆さんに楽しんでほしいです」と話していました。
兼六園の雪吊りを取り外す作業は、3月22日まで続きます。
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