自衛隊の奄美駐屯地などで、28日、日米共同訓練が始まりました。
一方で、訓練に反対する集会も県内各地で開かれ、日米の一体化は地域の緊張を高めかねないと訴えました。
ことしの日米共同訓練は、陸上自衛隊およそ1400人とアメリカ陸軍700人が参加して、28日から鹿児島や熊本、それに宮崎など九州各地の自衛隊施設などで始まりました。
このうち、奄美大島にある奄美駐屯地と瀬戸内分屯地での離島防衛を目的とした訓練には、初めて自衛隊とアメリカ軍双方の電子戦部隊が参加し、軍事的に台頭する中国を念頭に、日米の連携をアピールする狙いがあるものとみられます。
一方、県内各地では、日米の一体化が進めば、有事の際に自衛隊施設が標的となり住民が巻き添えになりかねないとして、訓練に反対する集会が開かれました。
このうち奄美市では、地元の住民らが集まり、プラカードを手に「軍事で平和は作れない」などと訴えていました。
「鹿児島に米軍はいらない県民の会」奄美ブロックの城村典文事務局長は「訓練は台湾有事を想定したもので、現実になりつつあると危惧しています。電子戦部隊も配備され、島民が知らない間に基地が強化されている。その恐ろしさを考えてもらいたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 日米共同訓練 奄美駐屯地などで始まる 訓練に反対する集会も|NHK 鹿児島県のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/En069Xj
No comments:
Post a Comment