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Tuesday, August 9, 2022

【遠藤良介のロシア深層】虐殺は独裁者のみでならず - 産経ニュース

遠藤良介のロシア深層

プーチン大統領 ( AP)

ロシアがウクライナで行っている残虐な侵略戦争の元凶がプーチン露大統領であり、この人物が最も罰せられるべきであることは論をまたない。しかし、プーチン氏の意向を忖度(そんたく)し、歓心を買おうと競い合うおぞましいやからがロシアの悪行を助長していることも決して無視できない。

ソ連時代の1937~38年にピークを迎えたスターリン政権の弾圧について、史料をあさっていて驚かされたことがある。中央から下された「銃殺ノルマ」に対し、実は治安機関の現場から「増量してほしい」との要請が相次いでいたのだ。

当時のエジョフ内務人民委員(内相)が37年7月30日付で発した「指令00447号」は、銃殺に処する「第1分類」を7万5950人、8~10年の自由剝奪とする「第2分類」を19万3000人の計26万8950人と定め、各地方に人数を割り当てた。「反ソビエト分子」を粉砕し、勤労大衆を「反革命の陰謀」から守ることが目的とされた。

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