新茶の季節を迎える中、奈良市では、特産の大和茶の入札が始まりました。
６日、奈良市で行われた大和茶の初入札には、生産者からあわせておよそ１２００キロの新茶が出品されました。
奈良県内のほか、大阪や京都などから１８の販売業者が参加し、業者の人たちは、茶葉を手に取って色や香りを吟味したり、お茶を口に含んだりして品質を確かめながら値段を付けていました。
大和茶は、寒暖の差が大きい山沿いの地域を中心に栽培されていて、香りのよさと深みのある味わいが特徴です。
「ＪＡならけん」によりますと、ことしの冬は例年よりも気温が低かったものの、先月（４月）から暖かくなり、新芽の成長が早く良質な新茶が生産できたということです。
ＪＡならけんの東良彦 常務理事は「ことしも良質なお茶に仕上がっていると思います。消費者の皆様に早くお届けしたい」と話していました。
大和茶の新茶の入札は、来月（６月）１日まで行われ、関西を中心に出荷されます。
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