囲碁の七大タイトル戦のひとつ、本因坊戦の第２局が２８日から能代市で始まりました。
囲碁の第７８期本因坊戦の七番勝負は、１２連覇をめざす井山裕太本因坊に一力遼棋聖が挑みます。
一力棋聖の１勝で迎えた第２局は、能代市にある国の登録有形文化財「旧料亭金勇」を会場に行われ、はじめに一力棋聖が、続いて井山本因坊が対局場となる大広間に入室しました。
そして、午前９時すぎに先手の一力棋聖が黒の石を打って対局が始まりました。
午後からは、対局場の近くのホールで棋士による大盤を使った解説も行われ、詰めかけた囲碁ファンが熱心に解説に聞き入っていました。
能代市によりますと、本因坊戦が行われるのは今回で５回目となり、囲碁にちなんだお菓子などが発売されるなど、市民にも定着してきているということです。
日本棋院能代山本支部の安岡明雄支部長は「市民にも県外の人たちにも能代での開催が根づき、みなさんが楽しみにしていることがひしひしと感じられて大変ありがたいと思っています」と話していました。
対局は２９日まで行われます。
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