そして、キングスは5/13(金)にホーム沖縄アリーナにて最も重要となるクォーターファイナルGAME1を戦います。
現在チームは今シーズンの勝率が9割超となっているものの、ウイングポジションの#24田代選手、#88牧選手とスターティング5に顔を連ねていた主軸の選手を欠き、活躍が期待された#9渡邊選手も長期離脱と、ギリギリのチーム状況での戦いを強いられています。そしてチャンピオンシップは、レギュラーシーズンとは異なり、短期決戦での戦い方、チームとしての総合力が非常に重要となってきます。
「勝率=強さ」は否。
これまでBリーグ王者となったのは宇都宮ブレックス(当時 栃木ブレックス)、アルバルク東京、千葉ジェッツの3チーム。いずれも、当該シーズンを最高勝率で勝ち上がったクラブではなく、短期決戦で勝負強さを見せたチームが王者に輝いています。チャンピオンシップでの戦いは、レギュラーシーズンの成績とは関係なく勝負強く戦い抜けるチームに栄冠が訪れます。キングスは、過去の嫌なジンクスを断ち切るべく、逆境に立ち向かいチャレンジャーとしてチャンピオンシップに挑みます。
<優勝クラブ/最高勝率クラブ>
●2016-17:優勝 宇都宮/最高勝率 川崎(.817)
●2017-18:優勝 A東京/最高勝率 三河(.800)
●2018-19:優勝 A東京/最高勝率 千葉(.867)
●2019-20:リーグ中断
●2020-21:優勝 千葉/最高勝率 宇都宮(.817)
クォーターファイナルGAME1が勝負の鍵!
過去クォーターファイナルのGAME1を落として、セミファイナルまで進出できたのはわずか1チームのみ。それは、17-18シーズン、18-19シーズンのキングスになります。しかし、どちらのシーズンもセミファイナルで失速し敗退。逆に、リーグ王者となるチームはクォーターファイナル、セミファイナル共にGAME1でしっかり勝ち切り、その後の戦いを有利に進め、勢いを味方につけて栄冠に輝いています。
過去では18-19シーズン、ワイルドカード上位でチャンピオンシップに出場したA東京は、中地区一位の新潟とのクォーターファイナルGAME1を敵地新潟で勝利。その後セミファイナルGAME1でも沖縄市体育館でキングスに白星を上げ、勢いそのままにリーグ2連覇を達成。
このように、クォーターファイナルのGAME1はチャンピオンシップの最初の障壁としてキングスの前に立ちはだかります。
激戦必至のクォーターファイナル 5/13(金)
4/28現在リーグ戦は約5試合を残し、ワイルドカードの最後の枠を4チームが争う拮抗した状況です。
争うのは、日本代表経験のあるシェーファー選手や安定したビッグマンで得点能力の高いガードナー選手、そして、ビッグゲームを何度も勝利に導いた百戦錬磨の鈴木貴美一ヘッドコーチが率いるシーホース三河。キングスやA東京で活躍したジョーンズ選手をシーズン途中で獲得、日本代表ポイントガードのベンドラメ選手を要し、天皇杯優勝を成し遂げた伊佐勉ヘッドコーチが率い、激しいスタイルで一筋縄ではいかないサンロッカーズ渋谷。さらに、bjリーグ時代に鎬を削ったクレイジーピンクこと秋田ノーザンハピネッツに、ワイルドカードに滑り込むには一つも負けられない広島ドラゴンフライズと、残りの1枠をかけてレギュラーシーズン最終戦まで全勢力をもって戦い続ける4チーム。
現時点でキングスは、この4つのいずれかのチームとクォーターファイナルを戦うことになります。5/13(金)のチャンピオンシップ初戦、レギュラーシーズン最終戦の勢いそのままに沖縄アリーナへ乗り込んでくるアウェーチームを迎え撃つためには、チームが一つになる必要があります。ホームコートアドバンテージを得ているキングスの大きな支えとなるのはファンの皆様の多くの応援です。
5/13(金)のクォーターファイナルGAME1から、一人でも多くのファンで沖縄アリーナを埋め尽くし、「団結の力」でキングスと共に戦いましょう。
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