韓国で来月投票が行われる大統領選挙に向けて、立候補の受け付けが13日から始まり、革新政権の継続を掲げる与党のイ・ジェミョン(李在明)候補や、政権交代を目指す保守系の最大野党のユン・ソギョル(尹錫悦)候補らが届け出を行いました。
韓国ではムン・ジェイン(文在寅)大統領の5年の任期がことし5月に満了するのに伴い、第20代大統領選挙の投票が来月9日に行われます。
それに向けて、告示にあたる立候補の受け付けが13日から始まり、革新政権の継続を掲げる与党「共に民主党」の公認で、前キョンギ(京畿)道知事のイ・ジェミョン候補や、5年ぶりの政権交代を目指す保守系の最大野党「国民の力」の公認で、前検事総長のユン・ソギョル候補らが、陣営の代理人を通じて選挙管理委員会に届け出を行いました。
イ候補は13日、遊説先の南部チェジュ(済州)島で「経済に強い大統領になる」と訴え、インフラ整備などによって地域振興を進める姿勢をアピールしました。
一方のユン候補は、中道系野党「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)候補から、世論調査をもとにした野党候補の一本化を13日提案され、「政権交代のための提案は肯定的に受け止める」としながらも、慎重に検討する姿勢を示しました。
世論調査機関「韓国ギャラップ」が11日発表した
最新の調査の支持率では、
▽ユン候補が37%、
▽イ候補が36%と競り合っていて、
▽アン候補が13%で3位につけています。
韓国大統領選挙の立候補の受け付けは14日までで、15日からは公式の選挙運動期間に入って選挙戦が本格化します。
野党候補の一本化は…
この中でアン候補は、「改革と政治の安定を同時に実現するためには、圧倒的な勝利以外に方法はない」と述べ、一本化の方法については世論調査に基づく形を提案しています。
アン候補は去年4月のソウル市長選挙でも、政権与党への批判票が割れるのを避けるために立候補を取りやめ、最大野党の候補が勝利した経緯があります。
今回の提案に対して、ユン候補は、「政権交代のための提案は肯定的に受け止める」としながらも、慎重に検討する姿勢を示しました。
一方、韓国メディアによりますと、最大野党のイ・ジュンソク(李俊錫)代表は、アン候補が提案した一本化の方法に否定的な立場を示し、アン候補が立候補を取り下げるしかないとする考えを強調したということです。
ユン候補が、革新系の与党「共に民主党」のイ・ジェミョン候補と支持率で競り合う中、野党候補の一本化が行われれば、選挙戦の行方を左右しかねないとして関心が集まっています。
からの記事と詳細 ( 韓国 来月投票の大統領選に向け 立候補の受け付け始まる - NHK NEWS WEB )
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