【NQNニューヨーク=川内資子】3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落で始まり、午前9時50分現在は前日比86ドル13セント安の3万4752ドル03セントで推移している。米長期金利の低下が続き景気減速への警戒感が高まり、景気敏感株を中心に売りが出ている。一方、高PER(株価収益率)のハイテク株は底堅く、相場を支えている。
3日朝の米債券市場で長期金利は一時1.15%前後と、前日に付けた低水準に並んだ。新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染拡大が世界景気の回復を鈍らせるとの見方が債券買いを誘っている。
景気敏感株が下げを主導し、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス、化学のダウや航空機のボーイングが安い。長期金利の低下でゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株も売られた。コロナ感染の再拡大が重荷となり、娯楽・映画のウォルト・ディズニーも下げている。
一方、スマートフォンのアップル、ソフトウエアのマイクロソフトなど主力のハイテク株は小幅高で推移している。日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などディフェンシブ株も高い物が目立つ。
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