
医療現場の負担軽減や病床確保への取り組みとして、静岡市立静岡病院はコロナ患者に対応する防護服を場合によって簡素化している。
静岡病院の新型コロナウイルス患者が入院している病棟。病室で患者に触れる看護師は防護服を着用していた。
最も神経を使うのが防護服を脱ぐ作業。ウイルスが付着している可能性があるため2人がかりで脱ぐ。しかし、その後別の看護師がマスクのみで病室へ。「息苦しくないか」と声をかけ、患者の様子を見るだけで短時間で戻ってきた。
看護師「(Q.防護服を着るときと着ないとき、どういう違いが?)患者さんに触れないで会話をした。基本的に防護服を着るときは患者さんに触れて何かをするとき」
静岡病院では去年冬頃から、作業のリスクに応じた防護具の着用を進めている。
体が触れることのない簡単な診察は患者も医師もマスクのみ。
体が大きく触れる体位交換や吸引処置はガウンなどでフル装備する。
経験と科学的な知見からスタッフと話し合い決めたという。
しかし、多くの病院ではフル装備を続けている。
岩井一也医師「防護具をつけて働く病院職員の負担が身体的にも精神的にも非常に大きい。それだと長続きはしないし、診られる患者さんの数もおのずと限りが出てくる」
私たちが取材中、看護師が防護服を脱いでいる途中で患者に呼び止められる場面が…
以前は新しい防護具を全て付け直して病室に入ったが、マスクと手袋で様子を聞き取っていた。着脱を繰り返す負担が減ったという。
4月28日静岡病院はオンラインで勉強会を開き、参加した県内の病院にこの取り組みを紹介した。
岩井医師「病院職員の余裕ができればその分患者さんをプラスで診られる。病床確保につながってほしい」
大阪府では医療体制が危機的な状況が続いている。
県内でも本格的な第4波に備え、病床確保が喫緊の課題だがコロナ患者の受け入れに踏み切れない病院もある。
岩井医師「(コロナ患者を)受け入れている病院も病床数が増やせるように、職員の負担が減るように。そして怖くて無理と思っていた病院が『これくらいだったらできるのではないか』と最初の1歩を踏み出してくれたらいいと思う」
広く医療を提供するため現場の負担を軽減する取り組みは、ほかの病院に広がっていくかもしれない。
からの記事と詳細 ( マスクのみでコロナ病床へ 病院が“簡素化”進める理由は|NNNニュース - 日テレNEWS24 )
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