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Thursday, December 24, 2020

九大、大気汚染対策のみでは「温暖化が加速度的に進行」 CO2同時削減を - 環境ビジネスオンライン

MIROC-SPRINTARSにより予測された人間活動起源硫酸塩エアロゾルを現在の濃度からゼロにした場合の年平均地上気温変化(出所:九州大学)

(左) CO2濃度を2000年レベルに設定、(右) CO2排出量が現在の比率で増加を続けた場合の2080年のCO2濃度レベルに設定。CO2濃度が高い状態で人間活動起源の硫酸塩エアロゾルを減少させると、特に北半球中高緯度の気温上昇が非常に大きくなってしまうことを示している

九州大学は12月1日、大気汚染対策の観点からPM2.5濃度を下げる場合、同時に温室効果ガス(GHG)の濃度上昇を抑制しなければ、地球温暖化が加速度的に進行するとの研究結果を発表した。「PM2.5削減とCO2濃度増加により地球温暖化は急拡大することを解明した」として、大気汚染物質・温室効果ガス両者の排出量同時削減が必須だと説明した。

世界全体で年間約700万人が大気汚染を原因として死亡していると推計されている一方、PM2.5の主要物質である硫酸塩エアロゾルには大気を冷却する効果があり、PM2.5は温室効果ガスによる地球温暖化をいくらか抑えてきたといわれている。

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