ドル/円、144円割れは下落の始まりか、調整の範囲なのか…今夜はADP雇用統計ほか重要指標あり
東京市場のドル/円は144円台を割り込んで下落。早朝の144.60円台からじり安の展開となり、日本株の下げ幅拡大を受けて午後には143.70円前後へと軟化しました。
今夜のドル/円は、下値支持と見られていた144.00円付近を下抜けたことで上値の重い展開が予想されますが、市場の関心は明日の米6月雇用統計に向かっていると見られることから、このまま下値を追求する公算は小さいでしょう。なお、今夜は明日の雇用統計の前哨戦として米6月ADP全国雇用者数、米新規失業保険申請件数、米5月JOLTS求人件数と労働市場に関する経済指標が続けて発表されます。その他、米景気の先行きを占う6月ISM非製造業景況指数にも注目です。
ドル円 4時間足チャート
この後の経済イベント
2023/7/6(木)
20:30 米6月チャレンジャー人員削減数
21:15☆米6月ADP全国雇用者数
21:30 カナダ5月貿易収支
21:30 米5月貿易収支
21:30☆米新規失業保険申請件数
21:45 ローガン米ダラス連銀総裁講演
22:45☆米6月サービス業PMI・改定値
23:00☆米6月ISM非製造業景況指数
23:00☆米5月JOLTS求人件数
24:00 EIA週間原油在庫統計
25:00 ナーゲル独連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料
最新の経済指標カレンダーはこちら ↓↓↓
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今日の注目トピック
明日は米6月雇用統計の発表が予定されています。現在、ドル円相場は145円を前に上値の重い状態が続いていますが、チャート形状が昨年2022年10月に似てきているように感じます。昨年は10月7日に米雇用統計の発表があり、非農業部門雇用者数が26.3万人増(予想25.5万人増)、失業率は3.5%予想(3.7%)、平均時給は前年比+5.0%(予想+5.0%)というように、市場予想を上回る内容でした。結果を受けてドル買い・円売りが再開し、翌週からのドル円の連騰で10月21日に151.942円を記録することになりました。現在の相場環境と昨年の類似性は計りかねるところではありますが、為替介入警戒が続く中、ドル円チャートを注視していきたいところです。
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