400年以上続く伝統の「浜松まつり」が3日から始まり、ことしは新型コロナによる制限が大幅に緩和される中、恒例のたこ揚げが行われました。
「浜松まつり」は、江戸時代に城の城主が子どもの誕生を祝ってたこをあげたのが始まりとされています。
初日の3日は海沿いのグラウンドで午前10時に開会が宣言され、子どもの名前が入った「初凧」と呼ばれるたこを揚げるたこ揚げ合戦が行われました。
ことしは171の町内会が参加し、2メートル四方の大きなたこが高くあがると、「おいしょ、おいしょ」の掛け声とともにラッパを吹いたり太鼓たたいりして子どもの誕生を祝っていました。
4歳の息子のたこをあげた父親は「コロナなどもあって控えていましたが、ようやくあげることができてよかったです。健康に大きくなってほしいです」と話していました。
浜松まつりは、新型コロナの影響で中止や制限をしながら行われてきましたが、ことしは、飲酒の禁止などの一部の制限をのぞき、ほぼ例年通り行われることになっています。
組織委員会の廣野篤男代表委員長は「だんだんと元通りに開催できうれしく思います。来年こそは盛大にやりたい」と話していました。
浜松まつりは、5日まで行われ、夜には市の中心部で、町内会ごとに豪華な屋台の引き回しも4年ぶりに実施されることになっています。
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