函館市が民間企業に売却した歴史的建造物の「旧ロシア領事館」がホテルやレストランなどとして再来年オープンすることになり、１日改修工事が始まりました。
明治時代に建てられた旧ロシア領事館は、函館市が老朽化による改修費用の負担が難しいなどとして、売却先の民間事業者を公募し、おととし名古屋市の企業に売却しました。
売却後は札幌市出身で函館ゆかりの作家としても知られる谷村志穂さんの監修のもと、宿泊施設として活用されることなっていて、１日から改修工事が始まり、作業員がけさから足場の組み立て作業を行っていました。
企業側が示した活用策では、旧領事館の本館２階と新たに建設する木造２階建ての別棟をホテルにし、本館１階には宿泊客以外も利用できるレストランやカフェなどを併設するということです。
また、カフェでは日露交流の歴史的資料や写真を常設展示するということです。
名古屋市の企業「ソヴリン」は「旧ロシア領事館は日本の文化遺産といっても過言ではありません。港町・函館の貴重な歴史を宿しており、大切にお預かりするという気持ちで、改修も進めてまいります」とコメントしています。
宿泊施設としてのオープンは再来年３月の予定で、歴史的価値を生かしながら地域ににぎわいを生み出す施設として活用されることが期待されています。
からの記事と詳細 ( 函館 旧ロシア領事館の改修工事始まる｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
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