世界の政財界のリーダーが集まる通称「ダボス会議」がスイスで始まりました。17日はリスク分析で知られる国際政治学者イアン・ブレマー氏が司会を務め、「グローバリゼーション」の行方を議論するセッションが開かれます。
スイス東部、アルプスの高地、ダボスで通称「ダボス会議」として知られる世界経済フォーラムの年次総会が16日から始まりました。ことしは50人余りの政府の代表や、企業経営者などおよそ2700人が参加して「分断された世界における協力の姿」をテーマに議論を交わします。
17日には、世界10大リスクで知られるユーラシアグループの代表、イアン・ブレマー氏が司会を務める「グローバリゼーション」の行方を議論するセッションが開かれます。米中の対立やロシアによるウクライナ侵攻などによって世界の分断が進む中、著名な歴史学者などが世界の協調の在り方などを議論します。
また、EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長の講演やフィンランドのマリン首相などが参加するセッションも開かれ、ウクライナ侵攻の行方や、ヨーロッパの防衛政策について、活発な議論が行われる予定です。
最終日の20日には日銀の黒田総裁も現地を訪問し、「世界経済の見通し」を議論するセッションに参加する予定です。
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