Steamでやったおもろゲームを紹介している者です。
12月23日AM3時〜1月6日AM3時まで、steamウィンターセールがおっ始まります。何を買おうか迷っている方、何かオススメゲームが知りたいという方、ご安心ください。わたくしが最近プレイして面白かったな〜というゲームをいくつかご紹介いたします。何卒参考にしてみてください。冬休みはおこたでゲームしよう!
The Entropy Centre(ジ・エントロピー・センター)
対象物の時間を逆行させる銃型デバイスを使い、施設内の様々なパズルと解き明かしていく一人称視点のSFパズルアクション。未来永劫語り継がれていく不朽の名作「PORTAL」を彷彿とさせるゲームシステムと、独創的なストーリー&オリジナリティの高いパズルが最高の逸品。
主人公は記憶を失った状態で崩壊寸前かつ無人になった月面ステーションで目が覚め、さらに地球も何故か爆発寸前という危機的状況の中、この施設が存在する目的や、崩壊する地球を元通りにする方法を模索していくというシナリオも実に面白いです。前述の時間逆行銃を使えば、崩れ落ちている橋を巻き戻して元通りにしたり、自分で動かした箱がフワフワと浮いて元の位置に戻っていったり…といった「逆行」を活用して解いていくパズルが気持ちいい!
PORTALでよく見た「四角いキューブを床のボタンに置いてる間だけ作動するギミック」に始まり「暴走したロボットのビームを逆行させて破壊する」といったパズル&アクションもありつつ、解法がわかった時の気持ちよさがたまらない…!逆行することを利用して結果から逆算して考えていかないと解けないパズルも斬新で、早く次のパズルをくれ〜!!!と渇望してしまうこと間違いなし。ステージを進むごとに新たなギミックが登場して飽きさせない作りも最高です。難易度もそこまで難しいというわけではない絶妙なバランスも◎。
また、月面施設には主人公たった一人しか存在しないものの、銃型デバイスには「ASTRA」というAIが付属しており、それがめちゃめちゃ喋ってくれるのもカワイイ!主人公との漫才的かけあいが合間に入ったり、いつしか絆が生まれるバディ要素もあったりと、申し分無い感じです。面白すぎてクリアしたあとすぐ2周目に入ってしまいまいました。レビュー数がまだ1000件いってない程度の知名度ですが、完全なる圧倒的オススメです。
【ゲーム情報】
The Entropy Centre
開発: Stubby Games
ジャンル: アドベンチャー、パズル
プラットフォーム: PS4、PS5、Microsoft Windows、Xbox One
クリア時間の目安:12時間
オススメ度:★★★★★
A Plague Tale: Requiem(プレイグテイル・レクイエム)
ネズミの疫病が蔓延し、異端審問官に命を狙われ故郷から逃げおおせて平和な暮らしを手に入れたデ・ルーン姉弟。しかし弟ユーゴの体内を蝕む病原菌マキューラがまた暴走し、危険な状態に陥る。姉アミシアは最愛の弟を救うため、再び辛く苦しい旅に出るのであった…。前作「プレイグテイル:イノセンス」の続編。前回に引き続き、今回もめちゃくちゃ暗く、辛く、重いシナリオ…。あまりにも重すぎて、1日1チャプターしか進めることが出来ないほど…。
ステルス&パズルがステージごとに散りばめつつ、時に人殺しさえも辞さないアクション要素、1300年代のフランスを舞台にした重厚なストーリーは申し分無いのですが、それよりも、グラフィックがもう圧倒的に凄すぎる!草の一本一本まで風になびき、花の一輪さえも精密に描写し、怒り・悲しみといった表情に、津波のように押し寄せるネズミの大群など、飛躍的に向上したグラフィックにゲームもここまで来たか…と感服。是非プレイしてみてください。辛いけど…。
ちなみに、PC版・Switch版・XBOX One版はすでに発売しているものの、日本語対応はありません。2023年のPS5版の発売に合わせて日本語が後から追加されるのですが、もともと日本語があるという触れ込みだったのに予告なくしれっと削除されてしまい、楽しみにしていたユーザーからかなりの顰蹙を買うという事件がありました。ローカライズ業者と国内販売元の難しい関係が災いしているらしく、ストーリーが面白すぎるだけに印象値が下がってちょっと勿体ないことしたな…という感じでした(でもPC版はインストール後にローカルファイルをチョチョっといじると日本語モードが出てくる)。まあそんなつまづきもありつつも、ゲーム自体は圧倒的に面白いです!是非前作からどうぞ。
【ゲーム情報】
A Plague Tale: Requiem
開発:Asobo Studio
ジャンル:アクション
プラットフォーム: Switch、Xbox One、Microsoft Windows
クリア時間の目安:18時間
オススメ度:★★★★★
Cult of the Lamb(カルト・オブ・ラム)
一匹の羊が神の力を与えられて教祖となり、信者を集めて祈りを捧げてカルト教団を運営しつつ、自身の教えを広めて教団を強大なものにしていくローグライク+コロニー運営アクション。今年の8月にリリースしてSteamでの評価も93%という高さも納得の、中毒性の高いアクションローグライクゲーム。
「洞窟に潜って敵を倒しつつ信者を集める」→「そこで得たお宝で教団の施設を充実させる」→「信者達が住みやすいようなコミュニティを運営」→「また洞窟へ…」という基本的なループをこなしながら、より深いダンジョンで死闘を繰り広げるのが楽しい本作。キャラクターがみんな可愛らしいんですが、教祖のためならと喜んでその命を差し出したりと、どこか狂ってるのもギャップがあって唯一無二の世界観になっています。
ただ、主人公である自分が昼間はダンジョンで血で血を洗う戦いに身を置き、夜は信者達のうんちやゲボをちまちまと掃除したり、夜を徹して信者達が反乱を起こさないように住みやすいコミュニティ運営に奔走しなければならず、「何で俺が24時間休み無く働かなくちゃいけないんだよっ!」という気分になったりします。そこも楽しい要素の一つなんですが、教団運営にバトルに出稼ぎと、とにかくやることが多くていつしかものすごく没頭してしまうお見事な構造でした。
【ゲーム情報】
Cult Of The Lamb
開発: Massive Monster
ジャンル:ローグライク、アクション、基地建設、カルト教団運営
プラットフォーム: PS4、PS5、Switch、Microsoft Windows、Xbox One
クリア時間の目安:14時間
オススメ度:★★★★☆
SCP:極秘ファイル
SCP財団に加入した新人研究員のカールを操作し、様々なSCPオブジェクトを追体験するオムニバスホラーゲーム。インターネットの読み物として世界中で愛されている「SCP財団」に実際に収録されている様々なエピソードを元にして構成されていて、SCPごとにホラー・絵本・ドット絵など違ったゲームモードで楽しめるのも粋なところ。
延々砂漠でゴミを集める仕事についている囚人、呪われた演劇台本、自己認識が曖昧になるトースターなど様々なSCPが登場し、原作記事を基にしたウォーキングシミュレーターといった仕上がり。なので複雑な操作は必要無いところはありますが、それを差し引いても各エピソードがどれもかなりのめり込めるクオリティになってますよ。SCP239の話が特に良かったな〜。
【ゲーム情報】
SCP:極秘ファイル
開発:GameZoo Studio
ジャンル:FPS、ホラー、SCP
プラットフォーム: Microsoft Windows
クリア時間の目安:5時間
オススメ度:★★★★☆
Trombone Champ(トロンボーン・チャンプ)
トロンボーン奏者になって名曲を吹きまくる音ゲー。これはめちゃくちゃ面白い!基本的にはビートマニアのように右から左に流れてくる音符に位置とタイミングを合わせてボタンを押してトロンボーンを吹きすさんでいくよくある音ゲーです。
基本的にマウスで操作するんですが、このポインターの動きが「上下逆」になっているのがポイント。このシステムのせいで咄嗟のタイミングでお手本から大幅にズレてミスになってしまうものの、このミスった音がかなりマヌケで楽しい!音ゲーは大体フルコンボを目指すために特訓しがちですが、このゲームに関しては「失敗した方が面白い」「むしろ失敗したくなる」という逆転の構造が音ゲーに革命をもたらしているのではないかと思います。
「トロンボーンチャンプ」っていう音ゲー、ちょっとやってみたけど、マヌケな音が笑えるし「失敗した方が面白くなる」「上手くならなくていい」という今までの音ゲーの常識を覆してて最高に楽しい… pic.twitter.com/lCO3aWfIIr
— Yuki Makino 🍙 (@chicchi_0411) September 28, 2022
日本語対応はしてないんですが、無くても全く問題なく遊べます。背景演出もかなりめちゃくちゃで楽しいし、世界の音楽家やトロンボーン奏者のトレカをガチャ形式で集めるという特に収集したくない収集要素も変で面白いですよ。
【ゲーム情報】
Trombone Champ
開発:Holy Wow
ジャンル:リズムゲーム
プラットフォーム: Microsoft Windows
クリア時間の目安:特になし
オススメ度:★★★★★
The Callisto Protocol(カリスト・プロトコル)
木星の衛星・カリストにあるブラックアイアン刑務所で原因不明の崩壊が発生。無実の罪で収監されたジェイコブはその惨状を目の当たりにする。さらに人間を襲う謎のクリーチャーまで大量発生しており、絶対絶命の中、刑務所からの脱出を図るホラーゲーム。レジェンドホラーゲーム「Dead Space」を製作したクリエイターの新作で、日本ではCEROのレーティングが通らずにSteamからのアクセスが遮断され、PS5やXBox Oneなどでも国内版販売が見送られてしまったという曰く付きのゲーム。私はアクセス遮断前に事前購入を済ませていて、Steamストアページは見られませんがプレイすることができました(ラッキー!)。
Dead Spaceを思い出させてくれるきしょいクリーチャー造形やビックリ演出、物体や敵を引き寄せてぶっ飛ばす「グリップ」システム、そして主人公の顔面がしょっちゅう吹き飛ぶ・両腕をちぎられる・目をくり抜かれるなどの凄惨なゲームオーバー演出などありつつ、こちらもグラフィックが凄すぎる!!「そんなとこまで細かくしなくてもいいだろ」と思ってしまうくらいに緻密に描写された施設内は、どこを見回しても圧巻。ホラー演出がぐぐっと底上げされておりました。
…ですが期待はしていたものの、雑魚敵や中ボスの種類がかなり少なく、刑務所を抜ける道のりも「ドアを開けるための電源をどっかから持ってくる」程度のギミックぐらい、何度も何度も遠回りさせられる回りくどさなど、気になるところは多数あったかも…。あと、防御力を上げる術がない割に中ボスに一撃で殺されるので、一定距離をあけながらバンバン撃つだけという戦闘の単調さ(しかもそれが3〜4回ある)も気になってしまいました。こんだけグラフィックすげ〜し期待もされてたんだから、もうちょっと頑張ってくれよなあ!という感じでしたね。ひ〜ん。
【ゲーム情報】
The Callisto Protocol
開発:Striking Distance Studios
ジャンル:ホラー、アクション、TPS
プラットフォーム: PS4、PS5、Xbox One、Microsoft Windows
クリア時間の目安:12時間
オススメ度:★★★☆☆
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さて、「ELDEN RING」がゲーム・オブ・ザ・イヤー2022を受賞したこともあって、システムがELDEN RINGに近い高難度ソウルライクなジャンルのゲームもいくつかプレイしたので、あわせてご紹介します。
Asterigos: Curse of the Stars(アステリゴス:カーズ・オブ・ザ・スターズ)
若き女戦士ヒルダが、行方不明となった父を探しに呪われた都市アフェスに赴く。そこでヒルダが目にしたものとは…な、アクション。ギリシャや古代ローマなどがモチーフにされた世界観を舞台に、様々な武器を手に取ったヒルダを操って都市を探索し、強大な敵を倒し、謎を解き明かしていくというもの。6種類ある武器の中から2種を装備し、敵を片っ端からなぎ倒していく感覚がかなり気持ちいいのと、海外産のゲームにしては主人公であるヒルダがかなり可愛いというのもポイントです。
日本語対応もしているんですが、「、」と「。」が真ん中に位置しているかなり気持ち悪い中国由来のフォントが気になってあんまり会話が頭に入ってこないのと、ストーリーの根幹を解き明かす回想がほぼ会話だけしかなくて、もっと映像で見せてくれ!という気分にはなりました。
【ゲーム情報】
Asterigos: Curse of the Stars
開発:Acme Gamestudio
ジャンル:ソウルライク、アクション、神話
プラットフォーム: PS4、PS5、Xbox One、Microsoft Windows
クリア時間の目安:メインクエストだけなら18時間
オススメ度:★★★☆☆
Thymesia(ティメジア)
記憶を失っている錬金術師のコルヴスが、疫病が蔓延し破滅の道を進む王国を救うため、記憶を取り戻して疫病にまつわる真実を解き明かしていく話。こちらは小粒ながら戦闘システムや骨太感がなかなか面白く、夢中になってやってしまいました。疫病が蔓延するダークでファンタジックな雰囲気作りがとっても良い。ペスト医師のマスクをつけた主人公がカラスになぞらえて羽を飛ばしたり爪で引っ掻くアクションもカッコよく、体勢ゲージを削ってから剣で攻撃して体力ゲージを減らしていく戦闘も今重い腰を上げて始めたSEKIROあたりのゲームに強く影響を受けていて分かりやすさがあります。
で、ステージ1のボスの時点でめちゃくちゃ強くて「こんなん倒せるか…」と一瞬挫折しかけたんですが、敵の攻撃を直前で跳ね返す「パリィ」のタイミングがかなり甘めなことも幸いし、ウメハラの「背水の逆転劇」みたいにすべての攻撃を受け止めて反撃ドーン!と出来るのがスカッと爽快!さくっとクリア出来るのも魅力的です。
【ゲーム情報】
Thymesia
開発:OverBorder Studio
ジャンル:ソウルライク、アクション、ゴシックホラー
プラットフォーム: PS4、PS5、Switch、Xbox One、Microsoft Windows
クリア時間の目安:10時間
オススメ度:★★★★☆
Steelrising(スティールライジング)
マリー・アントワネットお付きの機械人形「アイギス」が、フランス革命の戦禍を暗躍してルイ16世と機械人形軍団の野望を打ち砕くアクション。「フランス革命時代に自由意志を持つ機械人形がいたら…」という荒唐無稽なifの世界で機械人形アイギスが立ち向かっていく…という前情報だけ聞くとかなり面白そうですよね。
実際やってみると、敵の動きを止める「氷結属性」がすべての敵に効きまくり、どんな敵でも動きを止めてボカボカ殴ってれば終わるというかなり単調なものになってしまい、戦闘に関するバランスがかなり微妙な感じになっていました。その他、探索要素や操作性など、かゆいところに絶妙に手が届かない不便さものめりこめない原因だったかも。こんなに面白そうだったのにな〜〜〜〜。
【ゲーム情報】
Steelrising
開発:Spider
ジャンル:ソウルライク、アクション、中世
プラットフォーム: PS5、Xbox One、Microsoft Windows
クリア時間の目安:ーー時間(途中でやめちゃいました)
オススメ度:★★☆☆☆
こうして色々ソウルライクをプレイしてみると、いかにELDEN RINGが凄すぎたのかを実感しました。ストーリー全く理解出来てなかったのに140時間もやっちゃうなんて…。
そんな感じで最近やったゲームを色々紹介させていただきました。いや〜今年もたくさんやったな〜。ということで、最後に私の今年のプレイ時間をランキング形式で発表させていただきます。
■私の今年のプレイ時間ランキング
1位:Dyson Sphere Program(331時間)
2位:Satisfactory(160時間)
3位:ELDEN RING(140時間)
4位:モンハンライズ+サンブレイク(132時間)
5位:V RISING(75時間)
この合計時間(約830時間)を全て勉強に費やしたとしたら、社労士の資格が取れる可能性があったみたいです。へ〜。ウケんべ。それではさようなら。
敬具
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