生後6か月から4歳までの乳幼児を対象にした、新型コロナワクチンの接種が、鳥取市で11月1日から始まりましたが、市内の各医療機関によりますと、1日の接種はありませんでした。
生後6か月から4歳までの子どもへのワクチン接種をめぐっては、厚生労働省がファイザーのワクチンを承認していて、準備が整った自治体から順次、始めることになっています。
およそ6100人の対象者がいる鳥取市では、県内で最も早く、11月1日から接種が始まりましたが、NHKが乳幼児の接種を行う16の医療機関に取材したところ、1日の接種はありませんでした。
このうち鳥取市上魚町にある小児科医院では、副反応に備えて解熱剤を用意するなど接種開始の準備をしていましたが、これまでに問い合わせが1件あっただけだということです。
乳幼児向けのワクチンは、バイアルと呼ばれる容器1つから10回分を接種することになっていて、接種する子どもが少ないと、残りの分の廃棄につながることから、問い合わせをした保護者には予約を延期するよう求めたということです。
この医院では、ほかの種類の予防接種などで訪れた保護者などに、乳幼児向けのワクチンについて説明するチラシを手渡して、接種の検討を呼びかけているということです。
石谷小児科医院の石谷暢男院長は「保護者たちは、もう少し様子を見てから自分の子どもに打たせようと思っているようだ。7割ほどの確率で重症化予防ができ、大人や小児のワクチンよりも、副反応が少ないというデータもあるので、接種を考えてほしい」と話していました。
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