特産の藍の生産が盛んな徳島県上板町で、「すくも」と呼ばれる藍染めの染料作りが始まりました。
「すくも」は、乾燥させた藍の葉を、およそ100日間かけて発酵させてつくる藍染めの染料です。
上板町の佐藤阿波藍製造所ではこのうち、最初の工程となる藍の葉に水をかけて発酵を促す「寝せ込み」という作業が、5日行われました。
職人たちは、はじめに高く積み上げた藍の葉にひしゃくで地下水をかけていきました。
そして、発酵を促す水分と酸素が藍の葉に、まんべんなく行き渡るよう大きな熊手でかき混ぜたあと、再び1メートルほどの高さに積み上げていました。
この作業が5日に1度のペースで20回ほど繰り返されて、「すくも」ができあがり、ことしの12月中旬ごろに県内だけでなく全国各地にも出荷されます。
職人の佐藤好昭さんは「ことしは天候に恵まれ、よく乾燥した品質のよい藍の葉がとれています。よく染まり、色が落ちない染料を作りたい」と話していました。
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