新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの接種が札幌市でも始まりました。
新たなワクチンについて、厚生労働省はオミクロン株に対して従来のワクチンを上回る効果が期待されるとしていて、札幌市では２８日から、高齢者施設などでの訪問接種のほか、医療機関の個別接種も順次始まっています。
このうち札幌市中央区の医療機関では２８日午前９時から、事前に予約した人や医療従事者などおよそ２０人が訪れ、接種を受けていました。
札幌市での接種の対象は、２回目までの接種を終えた１２歳以上のすべての人で、前回の接種から少なくとも５か月以上経過していることが条件となります。
接種を受けた札幌市の５０代の男性は「感染したときのリスクを考えてオミクロン株対応のワクチンを接種しようと思った。この先、ワクチンの接種がいつまで続くのかなと思う」と話していました。
ワクチンの接種を行っている「かんし眼科医院」の柳比奈子院長は「オミクロン株対応のワクチンの接種が開始するのを待っていた人もいると思う。多くの人が接種できるよう来月前半は毎日、接種の実施を予定している」と話していました。
札幌市では来月６日から、市が設けた会場での集団接種も行われる予定です。
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