
梨の名産地として知られる荒尾市で、新たな梨のブランド「ことのみ」が誕生した。大玉品種「新高」に続く主力を育てることで、販路拡大につなげる取り組み。炭鉱労働者が思いを込めて贈ったことで荒尾梨が広まった歴史にちなんだ愛称で売り出し、産地の未来を託す。
「ことのみ」として売り出すのは、9月上旬に収穫時期を迎え、高品質と評されている「あきづき」。新高より小ぶりで、みずみずしく、さっぱりとした甘みが特徴という。
7日に市内でお披露目会を開いたJAたまな荒尾梨部会の尾上光洋会長は「糖度は13度ほどあり、出来もいい。ジャンボ梨と合わせて全国のみなさんに知っていただきたい」と語った。
荒尾梨は、明治期から生産が始まり、110年以上の歴史を持つとされる。収穫が他品種より遅い新高は「ジャンボ梨」として荒尾梨の知名度を上げ、総生産量の約7割を占めている。
しかし、新高は地球温暖化の影響で実が柔らかく傷みやすくなる「ヤケ」が生じたり、台風の被害を受けたりするリスクがあり、生産が減少。後継者不足もあり、荒尾梨全体の収穫量は2008年の2300トンから、近年は1600トン前後になっている。
危機感を抱いた荒尾市は荒尾梨部会などと連携して、昨年度から産地魅力化プロジェクトを始動。梨農家の経営を安定させ、産地を存続させるため、栽培リスクの低い品種を新ブランドに育てることにした。
ブランド名には「言葉を宿す実」という意味を込めた。三池炭鉱で働くために集まった人たちが、「元気だよ」「会いたい」などの思いを込めて故郷の家族や親戚などに贈り、全国に広まったことから着想した。
贈答用を想定しており、1箱3・5キロで6~9玉入り。送料込みで全国一律5000円で発送する。荒尾梨部会の電話(0968・68・4650)か、公式ホームページで注文できる。
からの記事と詳細 ( 新ブランド梨「ことのみ」 荒尾、主力育て販路拡大 - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/0rfco7Q
No comments:
Post a Comment