三菱自動車のタイの生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)は18日、タイで販売する乗用車について、2024年以降は全て電動車に移行する方針を明らかにした。新車販売に占める電気自動車(EV)の割合を30年までに50%とする目標の一環。ピックアップトラックを含む商用車については、24年以降もエンジン車の販売を続ける。また、タイにおける生産については、乗用車、商用車とも輸出向けエンジン車の生産を24年以降も続ける方針だ。
MMThの小糸栄偉知社長兼最高経営責任者(CEO)が会見で明らかにしたところによると、乗用車のエンジン車については、23年までで販売を終了する。24年以降は、プラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車(HV)、EVで構成する電動車のみの販売となる。
MMThは現在、スポーツタイプ多目的車(SUV)のPHV「アウトランダーPHEV」、SUV「パジェロスポーツ」、小型セダン「アトラージュ」、同「ミラージュ」、小型多目的車(MPV)「エクスパンダー」、1トンピックアップトラック「トライトン」を販売している。
長城汽車(GWM)や上海汽車集団(SAICモーター)など中国系ブランドがタイの電動車市場で存在感を高めていることについて、小糸氏は「どこの国のメーカーであろうと競合会社であることには変わりはない。われわれは信念に基づいて、顧客本位のクルマづくりを続けるだけだ」と話した。
MMThはまた、今月23日~4月3日に首都バンコク北郊ノンタブリ県の展示会場「インパクト」で開催される「第43回バンコク国際モーターショー」で、エクスパンダーの新モデルを一般公開することを明らかにした。4月中旬の発売を前に、購入の事前予約を受け付ける。モーターショーでは、ほかに11年ぶりに復活させたモータースポーツブランドのラリーアート仕様の「トライトン・ラリーアート・ダブルキャブ」や「ミラージュ・ラリーアート」を展示する。
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