イングランド銀行(英中央銀行)は今週、インフレ抑制のためどこまでの利上げをどの程度のペースで行うかのヒントを示す。
ブルームバーグがまとめた調査によれば、英中銀は2月3日に政策金利を0.5%に引き上げると見込まれる。その場合、2004年以降で初めての2会合連続利上げとなる。一段の利上げの見通しが視野に入る。
英中銀は最新の経済見通しも発表する。エネルギーコスト高騰による30年ぶりの高インフレにどう対応するかについて、記者会見でのベイリー総裁の発言も注目される。
ドイツ銀行のエコノミスト、サンジェイ・ラジャ氏は「インフレの規模と持続性を考えると一段の利上げの可能性が高い」と述べた。同氏は今年2回と23年に2回の利上げを予想。リスクは「それより多くの利上げが恐らくより速いペースで必要になることだ」と述べた。
ブルームバーグの調査に答えたエコノミスト全員が22年インフレ見通しの上方修正を予想。ほぼ3分の2が23年の上振れも予想した。大半が3日の0.5%への政策金利引き上げを予想。同時に中銀が8950億ポンド(約139兆円)の保有資産の満期償還金再投資を停止すると発表するとみている。
ノムラ・インターナショナルの英国担当エコノミスト、ジョージ・バックリー氏は「中銀が利上げの時期が来たと考えるなら当然、ロールオフの時期も来たと考えるだろう」と述べた。
原題: BOE’s First Back-to-Back Hikes in 17 Years May Just Be the Start(抜粋)
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