陶器の産地として知られる大田市温泉津町恒例の「秋のやきもの祭り」が27日、町中心地の陶芸施設・やきもの館周辺で始まった。隣り合う三つの窯元を愛好家が巡り、皿や花器、カップ、茶器を買い求めた。28日まで。
やきもの館隣にある登り窯からの作品の窯出しと、その直後に始まる人気の即売会は、新型コロナウイルス禍の密を避けるため、昨年に続いて中止。事前に焼き物を窯から出し、分散販売する手法を取った。
それでも朝から大勢の家族連れらが訪れ、窯元を順番に歩いて回りながら、熱心に品定めをした。
祭りは1990年に始まり、春と秋の年2回。新型コロナの感染状況を踏まえ、例年より約1カ月遅れの開催となった。
やきもの館とともに主催するNPO法人・石見ものづくり工房の小川知興(ともおき)理事(46)は「少しずつコロナ前の状況を取り戻せるよう、運営手法を考えていきたい」と述べた。
(錦織拓郎)
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