勝点2差で迎える6ポイントマッチ。残留圏に踏みとどまりたい徳島ヴォルティスと3連勝で一気に降格圏を抜け出したい大分がぶつかり合う。 この一戦はホームで迎えられる徳島だが、前節は同じく残留争いのライバルとなる横浜FC戦で不覚をとった。 前半早々に先制点を許すと立て続けにカウンターを食らい失点。2点のビハインドを強いられた。さらに1点差に迫った前半アディショナルタイムには、またしてもFWサウロ・ミネイロのスピードに屈し3点目を献上した。 拙い試合運びは後半に入っても修正できなかった。攻撃に変化を付け、FW垣田裕暉の2ゴールでゲームを振り出しに戻したのも束の間、3-3になってからわずか2分後に決勝点を許すと終了間際にも失点し敗戦。今季2度目の5失点で残留争い直接対決を落とした。 今節に向けて最大の修正ポイントはゲーム運びとピッチ上の意識の共有になる。第30節・ベガルタ仙台戦(1〇0)、第31節・サガン鳥栖戦(3〇0)では主導権を握りながら連勝を達成しており、戦い方のベースがないわけではない。チームの心臓であり主将のMF岩尾憲を中心にもう1度90分の戦い方を徹底したい。 攻撃面に目を向ければ、2試合連続で3ゴールを挙げられており、残留争いを戦う上で得点を奪えていることはポジティブである。2試合連続2ゴール中の垣田や夏にチームに加わったFWムシャガ・バケンカらタレントそろうストライカー陣の個性を生かし、ホームで勝点3を目指したい。 対して、アウェイに乗り込むこととなる大分は好調だ。前々節にはセレッソ大阪をウノゼロで下し、前節はベガルタ仙台との残留争い直接対決をFW渡邉新太の2ゴールで制した。ここに来て今季初の連勝中と波に乗っている状態である。 さらに広い目で見ると、9月以降のリーグ戦では3勝1分1敗と大きく勝ち越し。何よりもその5試合で無失点試合は『4』を数える。GK高木駿と、3バックに入るDFエンリケ・トレヴィザン、DF三竿雄斗を中心とした守備の安定がいまのチームを支えていることは明らかだ。 最低、引き分けでもOKな状況にある徳島とは対照的に、大分は残留に向けて勝たなければならない。ただ、そこで焦り攻め急ぐことは禁物だ。流動的な攻撃を仕掛けてくる徳島に対しても粘り強い守備で対応し、じっくりと得点機をうかがいたいところである。その先に今季初の3連勝と残留圏への浮上が待っている。 お互いに特徴も強みも持つ同士のJ1生き残りを懸けた対決。残留争いを左右する一戦を制するのはどちらだ。
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