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世界初の新型コロナウイルスの飲み薬として注目されている、アメリカの製薬大手「メルク」の「モルヌピラビル」。 この飲み薬の開発責任者が、FNNの単独インタビューに応じ、「日本への年内の供給」も現実的だとの見方を示した。 「モルヌピラビル」開発責任者 ダリア・ハズダ氏「(年内供給は夢ではない?)はい、実現に期待している。経口薬の一般供給に、日本などの規制当局が素晴らしいスピードで協力してくれていることに感謝している」 メルクが手がける「モルヌピラビル」は、世界初の新型コロナウイルスの飲み薬として注目されていて、日本政府も承認申請されれば年内にも特例承認し、調達する方針。 ハズダ氏によると、薬は「食事とは無関係に服用」でき、「1日に2回、およそ12時間、間を開けて5日間服用」するもので、短期間の治療が可能だという。 ハズダ氏は、この飲み薬がコロナとの闘いにおいて、「重要な役割を果たす」としている。 「モルヌピラビル」開発責任者 ダリア・ハズダ氏「患者のみならず、医療体制、医療機関や医師の負担が軽減される」 予防的に「モルヌピラビル」を服用する治験も、濃厚接触者を対象に進められているという。 一方、国内では、塩野義製薬が新型コロナウイルスの飲み薬を開発中で、9月から最終段階の臨床試験を開始している。 年内にも承認申請し、年度内に供給を開始することを目指していて、100万人分は年度内に用意する方針。
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