<ア・リーグ地区シリーズ:レッドソックス6-4レイズ>◇10日(日本時間11日)◇第3戦◇フェンウェイパーク
延長13回にサヨナラ2ランを許し、2連敗を喫したレイズ。勝ち上がりにもうあとがなくなったケビン・キャッシュ監督が「明日勝つのみ」と気持ちを新たにした。MLB公式サイトが伝えた。
終始、接戦で進んだ試合は、4-4のまま延長戦に突入。今ポストシーズンでは、過去2シーズンにわたって公式戦で採用された延長戦でのタイブレーク(無死二塁からプレー開始)はなく、両軍救援陣の好投もあり、両軍無得点のまま進んだ。
迎えた13回、レイズはヤンディ・ディアス内野手がヒットを放ち、出塁。続くランディ・アロザレナ外野手はアウトを取られたが、第4打者のケビン・キアマイアー中堅手が2死一塁からライトオーバーのヒットを打つとディアスがホームを踏み、勝ち越したと思われた。
ところが、外野フェンスにあたって跳ね返ったボールが、追いかけたハンター・レンフロー右翼手にあたってフィールド外に飛び出た。これでエンタイトル二塁打とみなされ、キアマイアーは二塁に進んだが、ディアスは三塁まで戻されてしまう。得点が認められなかったレイズは後続のマイク・ズニーノ捕手が三振に終わり、同回裏にサヨナラ2ランを許してしまった。
キャッシュ監督は、エンタイトル二塁打について「審判が集まり、チャレンジしたいならどうぞ、と私に言った。リプレーを見たが、もちろん意図的ではなかった。単なるルールだ。われわれにとっては、本当に不運だった」とコメント。「KK(キアマイアー)かヤンディがホームを間違いなく踏むだろうと思ったが、そうはならなかった。明日勝つのみ。それ以外に選択肢はない。彼らにとってはとても大きな勝利だったし、われわれにとっては大きな負けだった」と続けた。
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