前田大輔
男子団体準決勝。1番手のダブルスを落とし、迎えた2番手。張本智和は、0―1で迎えた第2ゲームの1―6から吹っ切れた。台の近くから離れず、得意のバックハンドを軸にした本来の攻めを展開。6連続得点して盛り返すと、13―11のジュースの接戦を制した。続く2ゲームも奪い、シングルス銅メダルのオフチャロフとのエース対決を制した。
続く3番手の水谷隼が敗れ、後がない状況で迎えた4番手でも、最後まであきらめなかった。序盤の2ゲームはスイングが縮こまっていたが「負けたら終わりだ」と切り替え、フルゲームの接戦を制した。コートに仰向けに倒れ、喜びを表現した。
団体でシングルス2試合を戦う選手は、エースの役割が求められる。シングルス16強だった張本は、団体の準々決勝の後に「自分はいま、圧倒的に2勝できる立場でもない」と話していたが、この日の2勝は自信を取り戻すに十分だ。倉嶋洋介監督は「やっと張本のオリンピックが最後の最後に始まり出した」。日本は2―3で競り負けて2大会連続の決勝は逃したが、3位決定戦への収穫を得た。(前田大輔)
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