
エジプトやサウジアラビアなど多くのイスラム諸国で、イスラム教の最も神聖な月とされるラマダン(断食月)が始まった。イスラム教徒は原則的に日の出から日没まで飲食禁止となり、宗教心と連帯感を高める。集団で礼拝をしたり大人数で日没後に夕食を取ったりする習慣があり、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されている。(【専門家は効能否定】コロナ代替ワクチンは「ヨーグルト」 韓国で騒動)
エジプトの首都カイロでは、街角が伝統的な装飾品のランプ「ファヌース」で彩られた。昨年は新型コロナ対策でモスク(礼拝所)が閉鎖され、夜間の外出禁止令が出ていたが、宗教財産省によると、今年はマスクの着用などを促した上で規制を緩和する。カイロの市場で香辛料を売るアハメド・ジョマアさんは「規制が厳しかった昨年より売り上げが増えている」と喜ぶ。スーパーマーケット経営の男性は「今年の人出を見ると感染は間違いなく増えそうだ」と不安そうに話した。
イスラム教最大の聖地メッカを抱えるサウジは期間中、メッカや聖地メディナでの礼拝に人数制限を設けると発表。ヨルダンやチュニジア、オマーンなどは夜間の外出制限を課している。
ラマダンは約4週間続く。開始日は月の満ち欠けを観測して決める。イスラム暦は太陽暦より1年が約11日短く、時期は毎年早まる。(カイロ 共同)
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