鉢植えに加え、珠玉のグッズも
“プランツギーク”とは植物オタクのこと。ルートバウンドはみずからをプランツギークと名乗ってやまない面々が集まって2015年にスタートさせたプロジェクトだ。
そのエキシビションには選りすぐりの鉢植え30点あまりが出品される。数年かけて養生した植物はもちろん、植物の魅力を引き出す器の美しさにも見惚れるだろう。
バッグブランド、「TEMBEA」(テンベア)とのコラボレーション・ハットや、メンバーのひとりである内田洋一朗がデザインしたTシャツも見どころだ。
RB09 PHOTO TEE (限定商品) 7,700円
テンベアとともにつくったスローチハットは大きなツバが目印。しっかり陽の光を遮ってくれるので長時間の庭いじりも苦にならない。ツバが邪魔になればまくり上げてスナップボタンでとめられる。顎紐は木製のアジャスターを備える。
Tシャツにグラフィックを描いた内田はアーティストとしての顔ももつプランツスタジオのオーナーだ。これまでにTAKAHIROMIYASHITATheSoloist.やthe POOL aoyama、THE CONVENI、KIYONAGA&CO.といったそうそうたるブランドに作品を提供してきた。心象風景を文字にした作品は“ラクガキ”と呼ばれる。
BOUND HAT 16,500円
全国のプランツギークが集結
ルートバウンドは根が絡む、の意。プランツギークの情熱や知見が複雑に絡み合い、化学反応を起こすことを願ったネーミングである。構成メンバーはアラヘアム、プラセール、スタジオプレパの3社。
アラヘアムは植物の輸入、自社生産卸をメインにした農業生産法人を母体とするプランツショップだ。お膝元の鹿児島に続き、2020年には東京・千駄ヶ谷に直営店をオープンした。
プラセールはくだんのTシャツを手がけた内田が代表を務める福岡のスタジオだ。原種のランを専門に扱う。
スタジオプレパは庭づくりも得意とする長野の吹きガラス工房。1999年に創業、これまでに10カ国以上で扱われてきた。
平和への願いを込めて
9回を数える今展のテーマは「COEXIST IN PEACE PLANTS DON'T LIE」(平和に共存する植物は嘘をつかない)。植物を通して平和の素晴らしさを伝えたいという思いが込められている。
そんな思いが如実にあらわれているのが「HETEROGENEOUS PLANTING」(異種混植)と名づけられた鉢植えである。文字どおり種々雑多な種をひとつの器で養生しているのだが、彼ら植物は時の経過とともに共存の姿勢をみせはじめるという。HETEROGENEOUS PLANTINGを植えたのは、カーグラス。廃車のフロントガラスなどをリサイクルした器だ。
テレワークに疲れたらこのエキシビションをのぞいてもらいたい。こわばった心をほぐしてくれるだろう。
ROOTBOUND 9
会期:5月3日(月)〜23日(日)
URL:https://ift.tt/2PGqx9C
からの記事と詳細 ( プランツギークにはたまらないエキシビションが始まります! - GQ JAPAN )
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