大阪ニュース
2021年4月30日
大型連休が実質スタートした29日、府内では新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、2年連続で発令された緊急事態宣言が暗い影を落とす。府民には不要不急の外出自粛が求められ、府県境を越えた移動も控えるよう要請されているが、商業施設やテーマパーク、図書館も臨時休館が続く。“巣ごもり”の連休をどう過ごすか。
普段はランナーや親子連れの姿が多く見られるものの、人影が消えた園内=29日、大阪市東住吉区の長居公園 |
普段の大型連休は、市民ランナーや親子連れ、陸上競技や球技の大会に出場する中高生らでにぎわう大阪市東住吉区の長居公園。宣言発令に伴って計約540台分ある公園駐車場を閉鎖したほか、敷地内にある長居植物園や自然史博物館は「当面の間」、休園・休館となった。
この日は前日から続く大雨も手伝って人影はまばら。遠出を控える傾向もあり、本来ならば植物園も愛好家らを迎えるはずだった。施設を運営する長居パークセンターの担当者は「春の花がきれいで、これからバラも咲く時季。今年は開花が早く、見頃が閉園中と重なるのではないか」と肩を落とした。
市民の行動はさまざま。2人の子どもと過ごした同市都島区の会社員男性(42)は、通信教育の教材を活用して文字の学習をしたり、ブロック遊びに興じた。悪天候には「淀川河川敷へサイクリングに行こうと思っていたので…」。連休中は「晴れたら図鑑を持って自然学習に出かけたい」と展望した。
「アイロンがけしたり、手芸を完成させたり、ゆっくりと過ごす」と話したのは同市東住吉区の主婦(74)。祝日に人出が集中すると見越し、前日にインテリア用品などの買い物を済ませた。「スーパーでは3日に一度、メモ書きしたものだけを買うことにしている。百貨店が休みなのは寂しいですね」と残念がった。
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