東京大学では、午前８時の開門と同時にマスク姿の受験生らが会場に入っていきました。センター試験に代わり今年から始まった「大学入学共通テスト」は、およそ５３万５０００人が出願し、全国６８１の会場で行われます。
「家でもマスクをして、ちょっと熱が出ただけでもダメなのかなと不安ではありました」（受験生）
「人生一度なので、楽しんで受験してきたい」（受験生）
大学入試センターは感染防止対策としてマスク着用の徹底や昼食を自席でとることなどを求めていて、体調不良の場合は診断書がなくても２週間後の追試験の申請が可能です。また、濃厚接触者はＰＣＲ検査で陰性であることなどを条件に別室での受験が認められています。
一方、北海道稚内市では、稚内北星学園大学での試験が雪による悪天候のため中止となりました。再試験は３０日に実施されます。入試センターによりますと、丸一日再試験となるのは、共通一次、センター試験を通じて初めてです。
一方、３５年ぶりに１メートル超えの積雪を観測した富山市では、試験開始の２時間以上も前から受験生が続々と会場に入る姿が見られました。大雪で一時、市内の公共交通機関は全てストップし、ここ１週間で車のスタックやスリップ事故は合わせて数百件発生。そのため、受験生も時間に余裕を持って行動しています。
（Ｑ．何時に家を出ましたか？）
「きょうは６時過ぎです。最近の大雪もあったので、車が渋滞するかなと思って」（受験生）
「心配だったので早めに出ました。遅れたら怖いなと思って」（受験生）
富山県内では、今のところ試験時間変更などのトラブルは無いということです。
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