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Tuesday, December 29, 2020

甲子園経験者は山村崇嘉、仲三河優太のみ。西武ドラ1・渡部健人らは飛躍となるか - 高校野球ドットコム

甲子園経験者は山村崇嘉、仲三河優太のみ。西武ドラ1・渡部健人らは飛躍となるか

2020.12.30


仲三河優太(大阪桐蔭)、山村崇嘉(東海大相模)

 12月に入り10月のドラフト会議で指名した選手たちの入団会見が続々と行われている。そんな中、西武も12月8日に新入団選手記者発表会を行った。

 ドラフト1位のスラッガー候補である渡部 健人横浜商大高日本ウェルネス高→桐蔭横浜大)は、「おかわり君3世ではなく、よくばり君1世と呼ばれるようにしていきたい」と決意表明した。

 その渡部は高校時代に甲子園出場はなく、全国大会に出場したのは桐蔭横浜大時代が初めてだった。甲子園に出場したスタープレーヤーたちばかりが、ドラフト1位として指名されるわけではないのである。さて、西武がドラフト会議で指名したその他の指名選手たちは、高校時代に甲子園へ出場しているのだろうか。少し振り返ってみたい。

 西武が支配下で指名した7選手の中で甲子園出場経験があるのは、3位の山村 崇嘉東海大相模高)と7位の仲三河 優太大阪桐蔭高)と高卒の2人だけだった。

 山村は昨夏の甲子園で2年生ながら背番号「3」を背負い、2試合に出場する。ともに「4番・一塁」と主軸を務めたが、打率.125(8打数1安打)と力を発揮することができなかった。最高学年となった今年は交流試合で「2番・遊撃」として出場するも3打数ノーヒット終わっている。甲子園ではいい結果を残すことができなかった。

 その山村と今年の交流試合で対戦しているのが仲三河である。仲三河は中学時代からU-15日本代表にも選ばれていた逸材。しかし甲子園に縁がなかった。2年時までに甲子園への出場経験はなく、今年も交流試合前に骨折で戦列を離れていたほど。しかし、最後の舞台となる交流試合の東海大相模高戦において代打で出場し安打を放っている。

 大阪桐蔭高出身でNPB入りした選手はほとんどが、甲子園の土を踏んでのプロ入りである。しかし、チームの先輩となる中村 剛也は甲子園に未出場。それでも、NPBの世界であれだけの実績を残している。仲三河も甲子園本大会の出場がなく、交流試合でも代打のみでの出場だったが、NPBの世界に入ってしまえばそれは関係ない。

 中村のように飛躍することに期待がかかる。

<西武の2020年ドラフト会議指名選手>※支配下のみ

1位:渡部 健人横浜商大高日本ウェルネス高→桐蔭横浜大)
2位:佐々木健(木造高→富士大→NTT東日本)
3位:山村 崇嘉東海大相模高)
4位:若林 楽人駒大苫小牧高→駒大)
5位:大曲錬(西日本短大附高→福岡大)
6位:タイシンガー ブランドン 大河石川高→東農大北海道オホーツク)
7位:仲三河 優太大阪桐蔭高)

(記事:勝田 聡)

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