十勝の札内川にある貴重な植物を育む河原を再生しようと、ダムを放流し河原にたまった木の種などを押し流す取り組みが始まりました。
札内川は石に覆われた「れき河原」が広がり、貴重なケショウヤナギや野鳥が生息していますが、上流にダムができたことで水量が減り、樹木が増えるなど本来の生態系が失われつつあります。
このため北海道開発局は河原の環境を再生しようと年に１回、ダムから放流を行い、河原にたまった木の種などを押し流す取り組みを行っています。
ことしの放流は２４日早朝から始まり、水量は午前９時ごろピークに達したということです。
下流では次第に水位が上がり、石の河原が川の水で覆われていく様子が確認できました。
北海道開発局札内川ダム管理支所の角田真一支所長は「札内川では住民が石の河原に親しんで暮らしてきた。以前のような河原を再生したい」と話しています。
札内川は２６日まで水位の高い状態が続くということで、開発局は水辺に近づかないよう注意を呼びかけています。
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June 23, 2020 at 07:16PM
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れき河原再生へ ダム放流始まる｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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