新型コロナウイルスの影響で休校が続いていた小中学校や高校が再開する中、大学は慎重な動きが目立つ。前期は基本的にオンライン授業で行うことを決めたり、構内への立ち入りを制限したりするケースが少なくない。一方で、学生の孤立化や修学意欲の低下が懸念されている。なぜ大学の本格再開は遅れているのか。
福島大は前期の授業をオンラインのみで行うことを決めている。約4000人の学生の55%が県外出身者で、新型コロナウイルスに伴う休校で帰省してしまった学生も多い。「もし対面授業を再開させると、全国から学生が集まり、再び感染リスクが高まる。クラスター化防止を万全にしたい」(担当者)
全国で唯一、感染者が確認されていない岩手県にある岩手大も同様の理由で前期は基本的にオンライン授業を続ける。約5400人の学生の半数以上は感染者が多い関東や北海道を含めた県外出身者で帰省中の学生もいる。移動自粛が緩和されれば第2波を誘発することが懸念される。大学は独自に、感染状況で5段階に対応を分けた指針を作成し、感染者が県内にいなければ「対面授業が可能」としているが、担当者は「大学から県内初の感…
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June 06, 2020 at 10:00AM
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クローズアップ:新型コロナ 大学、遠隔授業のみ6割 - 毎日新聞
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