霧島神宮斎田で御田植祭 神事のみ、耕作長が早苗納める - 読売新聞

　霧島市霧島田口にある霧島神宮の斎田「狭名田（さなだ）の長田（おさだ）」で７日、御田植（おたうえ）祭が開かれた。例年は装束姿の早乙女らが田植えをするが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、神事のみ行った。

　狭名田の長田は、日本神話でニニギノミコトが初めて水稲を作った日本最古の水田と伝わる。現在は、霧島神宮と地元住民が一緒に稲を育てている。

　御田植祭には、霧島神宮の神職や地元住民ら計約２５人が参加。神事では、豊作と疫病がつかないよう祈願したり、同神宮の耕作長が斎田に早苗を納めたりした。

　その後、同神宮の職員が田植えをした。秋に約２５０キロの収穫を見込んでおり、伊勢神宮に奉納したり、地元の老人ホームや小学校に贈ったりする。

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June 07, 2020 at 01:00PM
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