「第20回サマーナイトフェスティバル」(GⅡ)、「ガールズケイリンフェスティバル2024」は13日から15日の3連休に千葉県松戸市の松戸競輪場で開催される。3日制、ガルフェスの現行での開催は今回が最後になる。
<松戸で始まったガルフェス>
松戸で2014年に第1回大会が開催された「ガールズケイリンフェスティバル」が11回目となる今大会で幕を下ろす。ガルフェスは2025年度にGⅠとして第1回大会を迎える「女子オールスター競輪」に統合され、新たに男子のオールスター競輪とは別で単独の3日間開催に生まれ変わる。ガールズ初期はビッグレースに相当するレースは単発ばかりだったが、ガルフェスは上位選手による3日制大会(初回のみ2日制)として、GⅠ大会創設にも少なからず貢献した。
第1回大会は小林優香(福岡)がまくりでV。小林はその年の5月に106期生としてデビュー。初戦から快勝を続け、無敗の15連勝で大会に挑み、ここでも連勝で初代女王に輝いた。3日制になった第2回大会は2015年8月、函館で行われ、小林が3連勝で連覇を飾った。小林は第4回大会(2017年7月・伊東)でも優勝し、3Vと大会最多優勝を誇る。
第1―5回までは東日本地区での開催だったが2019年の第6回大会は初めて西日本の別府で実施された。石井貴子(千葉)が番手からまくり、児玉碧衣(福岡)の猛追を退けて、大会初優勝を決めた。
ガールズケイリンは男子と違い、級班がL級1班しかないため、普通開催では実力差が大きく、人気サイドでの決着が多い。しかし、上位陣同士での争いになると混戦になり、高配当が続出する。ガルフェスも決勝の3連単万車券は過去10大会で6回出ている。
<2大会に関わった染谷覚専門監>
松戸でのサマーナイトフェスティバルは2007年、14年、18年に行われた。07年大会では短期免許の外国人選手が参戦した「ワールドグランプリ」、14年大会からは「ガールズケイリンフェスティバル」が行われるなど、節目での開催が多い。07年、14年大会の時にも松戸市経済振興部公営競技事務所に在籍していた染谷覚専門監は「思い出深いのは14年の大会。イベントを担当し、ガールズケイリンフェスティバル最初の大会だったのでLOVE9(※)がダンスなどのパフォーマンスを披露して盛り上げてくれました」と当時を振り返り、「2日制の最後、3日制の最後、そしてガルフェスの最後も松戸。感慨深いものがあります。今回はお客さまの心に残る大会にしたいです」と話した。
※LOVE9 ガールズケイリン復活以前に女子アスリートによる競輪レースも観客に楽しんでもらえるのでは、と2007年に結成された女子競輪レーシングチーム。バンク走行だけでなく、踊ってしゃべって歌ってと来場者を楽しませた。
<松戸競輪の市民への貢献>
松戸競輪の収益の一部は競輪事業の特別会計から市の一般会計へ繰り出されている。2021年度までは特定事業の財源として指定せず、社会福祉や子育て支援、学校教育、土木事業などさまざまな事業の財源として活用。2022年度からは子育て支援事業の財源として、保育施設従事者支援補助金(松戸手当)に充てられたほか、23年度からは観光イベント支援事業の財源として、松戸花火大会負担金に活用されている。
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