澤田:いろんな人に聞かれるんですけど、これといったきっかけはなくて・・・。
前は肩の(怪我)こともあったけど、今は普段の生活でも痛みがなくなってきて、もう1度バレーボールをしたい気持ちが芽生えたかな。
本当に復帰出来るのかと悩んだけど、チームの近くにいる立場だったからこそ、“やっぱりバレーボールっていいな”と素直に思った。バレーボールを嫌いになって辞めたわけではないから、もう1度そのチャンスがあるのであれば挑戦したいと思って。
廣瀬:いつ頃から“復帰”したいという気持ちになり始めていました??
澤田:(2024年)年明けぐらいから少しずつ。やりたい!というよりも、みんながバレーボールを素直に楽しんでる姿を見て、自分ももう一度コートで体現をしたいなという気持ちになった。
頑張りを間近で見てたからこそ、心が動いたかな。自分もそういう存在にもう一度なりたいという思いも1つあるかもしれない。
廣瀬:もう1度コートで体現したいという気持ちにしてくれたのはチームメイトがきっかけなんですね。
私も広報担当として、みんなが相当ハードなトレーニングをしていて、それが成果として形になるところをチームの近くで見れるじゃないですか。すごく感動します。
廣瀬:現役復帰という発表をした時の周りからの反応はありましたか。
澤田:みんなびっくりしていました。でもみんな「嬉しい」とかポジティブな声をかけてくれて、自分も頑張りたい気持ちがより一層強くなりました。
廣瀬:ユカさんの復帰が発表された時に、コメントや引用リツイートが沢山来ていて!ユカさんがまた選手としてコートに戻ってくることを喜んでいる人が多いんだなと感じました。もちろん私も嬉しいし楽しみです!
澤田:嬉しい^^
廣瀬:新シーズンが始まる5月の復帰に向けて色々調整していたと思いますが、どのような準備を心がけていましたか?
澤田:平日はNECの社員として通常の業務をしていたので 仕事が終わった後、トレーニングしたり。かすみ(野嶋選手)やななみ(廣瀬)もボール練習に一緒に付き合ってくれました。最初はジョグでも息があがったり、パスするだけで結構きつかったけど、トレーニングを続けることで少しずつ足も戻ってきたかな。
廣瀬:セッターとしての感覚はどうでした?
澤田:ちょっとしたズレがあったかな。感覚はあんまり変わってなかったけど、ボールが重くて筋力がないと感じつつ、前みたいな肩の痛みがないだけで全然違った。
廣瀬:肩の痛みが大きかったですよね。体力とか筋力面が落ちたことが、1番大変でしたか?
澤田:うん。体づくりが1番大変だった。でもそれが基本だから 。
廣瀬:土台ですね。復帰にあたってメンタル面はどうですか?
澤田:メンタル面で大変だと感じたことはそんなになかったです。自分にとって“新たな挑戦”ということで、ルーキーではないけど、初心に帰るという意味でも新しい気持ちで取り組めているよ。勿論、体力面は落ちたけどそれを受け入れて、前よりも更に上に行くためにはどうすれば良いかを考えているところ。それこそ今まではバイクトレーニングとか好きじゃなくて、正直「なんでやってるんだろう」という気持ちだったけど、今はこれをやることでバレーに活かせることは沢山あって・・・なぜ必要かを理解しながら取り組むことができているかな。
食事面もこの食材を食べたら疲労回復するとか、アスリートとしてのマインドが変わったのが良かったかな。
廣瀬:大きいですね。里さん(パフォーマンスアーキテクト ハイパフォーマンスディレクター)のトレーニングもモチベーション高く取り組めているのではないですか?
澤田:うん、楽しい。少しずつできるようになってきている感覚が嬉しい。
里さんも出来ているところと出来ていないところをはっきり教えてくれるから。
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