歴史コンテンツ特化のマップ型音声ガイドサービス「GURURI」を運営するぐるり社は、鳴門市の協力を経て、「四国遍路始まりの地 鳴門」の新規コンテンツをリリースした。
鳴門市内には、原始から古代にかけての貝塚や古墳、清少納言や紀貫之にまつわる史跡や、戦国時代の城郭、戦時中の捕虜にまつわる史跡など、幅広い時代の歴史遺産が残されている。具体的には、鳴門板野古墳群、あま塚、岡崎城跡、板東俘虜収容所跡など、今回のリリースでは全22カ所を登録することで、歴史資源の顕彰及び市内外観光客向けの情報発信を図る。
また鳴門市は、四国八十八ヶ所霊場の第一番札所、第二番札所があることでも知られている。今後も市内で登録スポットを拡大するとともに、長期的には四国お遍路などをテーマに周辺市町へもサービスの拡大を目指す実証事業となっている。観光側面では、渦の道や鳴門公園などの沿岸部の観光施設への観光客の集中が目立っており、本事業を通じて、スポットが登録されている内陸部への周遊促進を目指す。
「GURURI」は地域の寺社仏閣などの歴史コンテンツに特化してイラストマップ上に集約し、ユーザーはそこで美術館のような音声ガイドや投稿機能、訪れた史跡のログの取得も可能。地域のコンテンツを横断的に集約していくことで、これまでの音声ガイドと違い、ユーザーはこれ一つでどこでも利用可能。訪れたユーザーの属性や位置情報などのデータ分析も自治体などに向けて行っている。詳しくはこちら。
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