県内では、先月から花粉の飛散が観測されています。
専門家は夏の猛暑や暖冬の影響で花粉の飛散の始まりが早く、飛散量も多くなると予想していて、症状が出た場合は医療機関を早めに受診するよう呼びかけています。
アレルギーを専門とする山形大学医学部付属病院耳鼻咽喉科の鈴木祐輔医師によりますと、現在、県内で多く飛んでいるのはスギ花粉です。
山形市内の観測データによると、ことしの花粉は、暖冬の影響で例年より2週間ほど早い先月中旬に初めて観測されたということで、花粉の量は「前の年の夏の気温が高ければ高いほど多いといわれている」として、「ことしは多い」と予想しています。
また、鈴木医師は県内の花粉の飛散のピークは、「飛散の開始が早ければピークも早まる傾向がある」として、「今月20日から月末ごろ」と予想しています。
一方、花粉症対策として、屋外ではマスクやめがね、屋内では空気清浄機の使用が有効だと指摘しています。
鈴木医師は「花粉の飛び始めに薬を飲むと、シーズンを通じてよく効くので医療機関を早めに受診するよう推奨している。花粉症だと思っていても別の病気の可能性もあるので、まずは検査することが大事だ」と話していました。
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