冬から春に向けて本格化する受験シーズンにあわせ兵庫県丹波篠山市では、合格を祈願して粘りが強いことで知られる特産の「山の芋」の販売が始まりました。
丹波篠山市では、昼夜の寒暖差と粘土質の土壌をいかして「山の芋」の栽培が盛んで、いま出荷の最盛期を迎えています。
地元のJAでは、「山の芋」は栄養豊富なことに加え、すりおろした「とろろ」は、ひっくり返しても「落ちない」ほど「粘りが強く」、すくうと「伸びがよい」ことから合格祈願の縁起物として受験生にアピールしています。
2日は、市内の春日神社で神職が採れたばかりの山の芋に学業成就の祈願をしました。
このあとJAの直売所で販売が始まると、訪れた人たちが次々と買い求めていました。
大学受験を控えた高校3年の男子生徒は、「学校でも落ちない山の芋は有名です。山の芋のように最後まで粘って頑張りたいと思います」と話していました。
受験生の父親は、「ネバーギブアップで目標に向かってほしいです」と話していました。
また、観光で訪れた20代の男性は、「社会人1年目で心が折れそうになるときもありますが、ひっくり返されても落ちないくらい粘り強くいきたいので受験生ではありませんが食べてみたいと思います」と手に取っていました。
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